「イカレタやつら」スティーラーズ(2013) スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
イカレタやつら
故ポール・ウォーカーとちょっと旬は過ぎたけど気になる面々に惹かれて鑑賞したのですが、まさかこんな映画だったとは!
登場人物のほとんどがイカレタやつらで、ファ○ク連発なバイオレンス映画、エログロ多数でかなり好みも分かれそうですが、往年のタランティーノ映画を彷彿とさせる作風が妙に懐かしく感じられて、私は結構楽しめましたね。
まあ勿論タランティーノ映画と真面目に比べてしまえばいささか足りて無い感じではありますが、一見全く異なる3つのエピソードが最後に巧妙な繋がりを見せる辺りなんかは変な爽快感もあったりで、なかなかの見応えを感じました。
ゾクッとするようなオチもいいですね!
しかしポール・ウォーカーがこんなおマヌケ野郎を演じるなんて、ちょっと新鮮でしたね。
ジャンキーな強盗仲間とのやりとりもまたバカ丸出しで最高でしたし、その強盗の顛末や他のエピソードとの繋がりもアホッぽいけど妙に気持ち良かったりで、このパートは結構好みのエピソードでした。
マット・ディロンとイライジャ・ウッドのエピソードは女性の裸率とグロ率高しで要注意、イライジャが拷問されるシーンは本当に痛そうだったなぁ・・・。
でも、イライジャの変態っぷりは結構な嵌り役だった印象です。
最後のブレンダン・フレイザーのパートは、肥えた腹に痛々しさすら感じられたプレスリーへの成り切りぶりが、何とも哀愁たっぷり・・・しかしここで他のエピソード2つがまさかこうも巧妙に絡んでくるとは、まさしくミラクルな結末でしたね。
一時期流行った作風で、まあ今更感はありましたけど、でもこう言うの嫌いじゃないんだなぁ。
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