「ゆったりした時間の流れと謎、きれいな映画」真夜中の五分前 くーさんの映画レビュー(感想・評価)
ゆったりした時間の流れと謎、きれいな映画
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個人的に淡々とした映画は好きです。なので、この映画は退屈という感想もありますが、私は好きだと思いました。
全体として透明感があり、きれいな映画です。
三浦春馬さんが出演しているということで初めて視聴しましたが、2回目に見たときの方が深く味わえたと思います。1回目に見たときは、ところどころで入る姉妹の入れ替えに「???」な部分もあったので。
生き残ったのはルオランだが、意識がルーメイと入れ替わるような経験を幼少のころからしているため、自分がどちらかわからなくなってしまう。しかし、最後は「今」を生きるため、時計の時間を直し、これまでのルオランでもなく、ルーメイでもない、自分らしい自分として生きていく覚悟をした、そして、改めて良との物語が始まる、と私は感じました。
1回目に見たときは、別れを伝えにきたのかなと思ったんですが・・・。
淡々とニュートラルな表現なので、見る時の自分の気持ちによって、どちらにも思えますね。
そういうところも好きな映画です。
白黒つけないと気持ち悪いという方にはおススメしません。
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