劇場公開日 2014年8月9日

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「おふくろの味的な、安心感のある定番メニューでした」バトルフロント スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0おふくろの味的な、安心感のある定番メニューでした

2016年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

興奮

ザ・定番な作風で新鮮味は皆無でしたが、ジェイソン・ステイサム主演映画はこれでいい、今回も安定のステイサム劇場でしたね。
しかしさすがはスタローン製作・脚本の作品だけあって、設定が相当古臭かった(笑)
スタローン主演で何度かこんな映画を見たことがあるような、既視感たっぷりの内容でしたので、ここはジェイソンに主演を譲って正解でしょう。
今のスタローンでは、ジェイソンのようなキレキレアクションも出来ないでしょうしね・・・。
まあそんな世代交代作品として、今後のアクション映画界はジェイソンに任せたぞと言わんばかりのスタローンからの熱い魂の継承作として見る分には、また一味違った味わいを感じれてこれはこれでありなのではないでしょうか。

しかし冒頭のロン毛ジェイソンは、相変わらず似合ってなかったなぁ。
このところ他作品でもチョイチョイ汚らしいロン毛姿で登場するのは、ロン毛への憧れなのでしょうか?
でも、やっぱりジェイソンはハゲ頭が・・・いや、丸刈りが似合います(笑)
元特殊部隊や元何とか捜査官で今は田舎に身を隠すパターンも毎度おなじみでしたね。
演じていて飽きないのか・・・ってまあ私は見ていて飽きませんけど。

それにしてもアメリカの田舎町は、何でこうも毎度麻薬や暴力が横行し警察も腐敗しているのか(勿論映画の話ですよ)
そんな町にジェイソンが引っ越して行ったら、それはどうなるか想像に難くない訳で、冒頭の麻薬潜入捜査官時代の伏線からも、全く持って想像通りに進むベタ中のベタなアクション映画でしたね。
唯一新鮮だったのは、ジェイソンに娘がいる設定で、その娘にデレデレだったことでしょうか。
その娘を敵から守ろうとするジェイソンが、本当にカッコ良かった!
ただ惜しいのは、護身術を見につけた娘の話が後半全く生かされなかったことですよ・・・娘のアクション的な活躍を期待してたのになぁ。

全体的なアクションも、キレはあったものの見せ方がもう一歩だったかな。
まあ私はジェイソンがアクションしていればそれでいい人種なんで、これでも十分楽しめましたけど。
しかしジェームズ・フランコは小物な悪党が妙に似合いますね、町を牛耳る大悪党のようで小物な雰囲気は抜群でした、アクションは物足りなかったけど。
娼婦のウィノナ・ライダーや、ヤク中のケイト・ボスワースも完璧に役にリンク、まあ定番メニューでしたけど、私はおいしくいただきました。

スペランカー