神さまの言うとおりのレビュー・感想・評価
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意外におもしかったなぁ
人によりけり
どちらかというと私的には、同監督の作品、「悪の経典」の方が面白かった。
「神様の言うとおり」は本当にただのデスゲームで、ストーリー性が薄く登場人物達の人間関係が単純。続編がある雰囲気だったから、続編ではもうちょっとストーリー性も深まるのかな。黒幕の正体とか。
こういうジャンルが好きで色々見てる人は、ベタだなぁとがっかりするかも。デスゲームをクリアするための方法があまり深くないので拍子抜けでした。軽く先が読めちゃう。
でも極端に退屈な訳ではないので、興味と時間があれば見て損はないです。
死の迫力はさすが監督。ただ、グロくて目を背けたくなるのは初めだけで、後半は血描写も抑えてあり安心して見れました。
だるまが喋ったり、巨大招き猫が出てきたり、不思議で不気味な映画。中高生とかカップルが多かったです。
三池映画的な要素が薄く、冒頭以降は物足りなさを感じる作品。
見所は冒頭の達磨さんが転んだ。
それ以外は普通。
…というか物足りなさも感じました。
原作未読。
そのため冒頭の達磨登場時の違和感。
と同時に繰り広げられる死の童遊び。
ルールが分からない中での探り合い。
世界観、ゲームルール、登場人物像が同時に明らかになる過程は楽しめました。
冒頭はゲーム参加人数が非常に多い。
次々と脱落する同級生の大盤振舞さは豪華であり高揚感がありました。
ビー玉が噴射する演出も新鮮でした。
何より染谷将太 演じるサタケが良かった。
染谷将太が醸し出す独特の気怠さ、隠された聡明さ。
それを惜しげもなく詰め込んだ点は好感が持てました。
ただ冒頭は謎も多く今後の展開に期待が持てたのですが。
蓋を開けてみれば以降は地味な展開。
まず参加人数が大分間引かれた結果、脱落者の数がグッと少なく。
ルールを説明するために遊びが変わる度に捨て駒が消費されるのですが。
捨て駒であるため思い入れもなく、数も少なく非常に地味。
初対面 数分後に脱落…という展開にどう感情移入すればよいのか、展開に置いてけ堀。
また繰り広げられる死の童遊び自体も雑。
知識や駆け引きを駆使した頭脳戦。
…というよりは先の脱落者をヒントに導出した回答。
順番次第の運ゲームのように見えて登場人物の特殊性は然程際立たず。
先述の通り脱落者に思い入れも無いためピンとこない感じでした。
そして設定の説明不足が雑音に。
随所に差し込まれる、隔離されたゲーム会場とは別の外界の様子。
原作では重要人物と思しき人物、しかし本作内では殆ど関与しない人物の扱いが無駄に長い。
原作既読者は合点がいく、或る意味ではファンサービス的な側面があるとは思いますが。
作品単体の印象としては続編への布石にしか見えず雑音になっていました。
少年誌「別冊少年マガジン」の漫画原作であるため。
三池映画的な要素、ヤクザ、人体損壊、エロ、ヤクが大分薄めの本作。
全体的には薄味な作品だと感じました。
出演俳優も既に評価を得た俳優ばかりだったので新たな発掘は少なかったのですが。
唯一、TOHOシネマズ系の幕間案内をしている第7回東宝シンデレラ審査員特別賞の山崎紘菜が嬉しい驚きでした。
幕間案内時はかなりギコチない台詞回しですが本作では汚名返上。
目の強さが印象的。次は荒唐無稽な設定では無い、サスペンス作品等でシリアスな演技を観てみたくなりました。
本作は薄味でしたが、次作「極道大戦争」はヤクザ要素が増し増しになるので期待しても良いのでは。
とは言え映画好きであれば三池映画を観るのは半ば義務。
オススメです。
だるまさんが…転んだ。
ハンガーゲームかバトルロワイヤル?!
原作を読んでから。
極限状態に立って初めて知る、退屈な日常のありがたさ。
【賛否両論チェック】
賛:死の恐怖に立たされた主人公が、退屈な日々を愛おしみながらも、生き残るために立ち向かっていく姿が感動。極限のゲームを、裏をかいて巧みに切り抜けていく様も痛快。
否:不条理な死が繰り返され、R-15の描写もかなり残酷。苦手な人には全く向かない。
これぞまさに三池崇史監督といった感じで、残酷で理不尽な死やグロテスクな描写が繰り返されます。かなりグロいです。まずその時点で、かなり好みは分かれるかと思います。
始めは退屈な毎日に嫌気がさしていた主人公が、死と隣り合わせの極限状態でゲームをしていく中で、当たり前の日々のありがたさを実感していく様子が、深く身につまされます。主人公が叫ぶ、
「退屈な毎日は最高だ!!」
というセリフに、全てが表れているような気がします。そしてゲームそのものは、次から次へと課せられる困難な問題に、相手の裏をかきながらクレバーに攻略していくところが、とても痛快です。
描写の面や終わり方で好みは分かれるのは必至ですが、グロいのが大丈夫な方は、是非ご覧下さい。
多分、原作は完成度高くて面白いのだろう
クリアできなければ死ぬゲームが突然始まり、わけのわからないまま生き残るために知恵を絞っていく……。
な、話なんだけど。
ゲームをクリアしていく頭脳戦な部分は面白い。
重要そうなキャラクターも容赦なく死んでいく展開も良い。
原作の漫画は面白いんだろうなーと思える出来でした。
しかし、映画単体の出来として考えると。
やけにアップ多用するのはなんですかね。グロシーンを隠すためじゃないよね、しょっぱなから吹き飛んだ首の切断面大量に出てくるし。
見たらわかるだろということをグダグダ言って誰かに説明求めるだけで何もしない脇役はなんですかね。もう間に合わないよって頭抱えてたら問題解決するんですか。
ちょくちょく挿入される外部のシーン、最終的に伏線回収されるのかと思ったらわりと放置のなげっぱなしでわけわからないし。いらないよね、あれ。
もしかして、漫画のコマ割り、動きがないから仕方なく発生する長いセリフ、連載続いてるからもう少し先で回収される伏線という、原作の連載漫画だからこそ発生した制約をそのままもってきてたりしますか。
漫画を映画に再構成したのではなく、そのまま取捨選択なく映像化しただけに思えるんですよね……。
続編が出るなら評価変わるかもしれないけど、現状単体映画としては星2。
CGで作られた猫だとかこけしだとかは画面に馴染んでて違和感なかくてよかった分が加点。テンポも割とよかったんだけど、脇役がグダグダやってそれを殺してる。
……似たような感想もったのあったな、と思ったら、ガッチャマンだ。なんで邦画はこうなのか。(洋画はできのいいのしか日本に入ってこないからです)
思いもよらずいい映画を見てしまった
オチなし。
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