「飽きない」神さまの言うとおり サミータナカさんの映画レビュー(感想・評価)
飽きない
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次々と場面が展開し、それに必要な登場人物の相関、過去などがダラダラとやるのではなく、簡潔に本編中に入れてきたのは分かり易かったです。物語には説明不要の人物はテロップや「生徒会長」のような役職で呼んだり、仕草や台詞で人格を表現したりと、余計な情報が入って来なくてすんなりと物語だけを楽しめた。
神木くん演じる天谷と染谷くん演じるサタケは、他の人物と違ってゲームが始まって人が次々と死んでも、冷静な判断をすることができた。しかしサタケは1ゲーム目で死んでしまいます。自分を踏み台にして高畑にボタンを押させたから。
天谷なら「お前踏み台になれ!俺がボタンを押す!」と上手く相手を言いくるめていただろう。
そして2ゲーム目以降は、他の人の死で解決策を見出し、次々とクリアしていきます。マトリョーシカまで辿り着いた5人は、同級生が皆殺しにされて来たのに、あまりそのことについては無感情のようで、アイス食べながら花火観て和気あいあいとして、みな自分だけが生き残れば!という自己中心的な人こそが生き残れるのだと思った。その点で染谷くんが第1のゲームで死んだのかもしれません。
しりとりが続いき、神と呼ばれる人物が出てきて、さらに引きこもりの人も何かありそうで、続編を匂わせます。
三池監督らしい小ネタも面白かったです。染谷くんが首吹っ飛んで、最期ダルマに向かって中指立てたのは不覚にも笑いました。
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