「盛り上げポイントのズレ」寄生獣 完結編 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
盛り上げポイントのズレ
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1作目が予想に反して良く出来ていたので、これは完結編次第では歴史的作品になるのでは?!と期待して鑑賞。
残念ながらこの監督の駄目な点が露呈してしまいましたね…
キャストも演技も悪くなく、ちゃんとツボを押さえていれば傑作になりえたのに残念、という感想です。
駄目だった点
・脚本あちこち雑
スワットが突入してるのに相手を待ち過ぎ。殲滅するのだから演説とか聞いてないですぐ射殺しないと。浅野忠信相手にももっと乱射したりするハズ。その辺がぬるく緊張感が感じられない。
・感動させシーンが間延び
この監督はとにかく感動感動映画ばかり撮ってたせいだろうけれど、そんなシーンがくどくて長い。いらない。
全体的にテンポが悪くどこを観せたいのかポイントがぼやけてたとか、映画的盛り上げ方が下手とか、橋本愛が都合よく色んな場所に現れ過ぎとか、色々細かい点ばかり気になって。(ラストの屋上シーンの新井浩文はどこへ行った…)
映画に興奮すればそんな事はどうでもよくなるのですが、夢中にさせてはくれませんでした。できれば他の上手な人の再編集版が見たいくらいです。
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