「原作に忠実だけど」寄生獣 flying frogさんの映画レビュー(感想・評価)
原作に忠実だけど
上手くまとめているな、という感じ。
原作に忠実に、削る要素は削りながらも重要なセリフを他の人物に言わせていたりというアレンジを入れるあたり、なかなか上手い。
でも、手慣れた感はあるけど意外性に乏しいので損をしているかな。
ミギーの声は少し軽すぎて、パラサイトの冷酷さの表現が足りないように思う。「肉の壁作戦」などのタームも出てこないのでなおさら。
島田役の東出昌大はなかなか不気味で良かった。母親役の余貴美子はさすが。
橋本愛は配役を知った段階ではかなり違和感があったが、これはこれでありだと思った。
パラサイトの設定が原作と少し変わっていて、寄生される前の人間の個性なり感情が僅かに残っているように見える。
この設定、完結編ではどう扱われるのだろうか。
とりあえず完結編も観る予定。
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uncle50さんのコメント
2015年1月12日
<橋本愛は配役を知った段階ではかなり違和感があったが、これはこれでありだと思っ た。
愛ちゃんは天然系なとこもありますが、年齢にかかわらずどんな役でも
監督の期待以上の表現が出来る稀有の女優さんだと思います。完結編で
は唯一の人間役として、演技と活躍が楽しみですね。