「キリスト教へのイブの抵抗」エヴァの告白 あわわさんの映画レビュー(感想・評価)
キリスト教へのイブの抵抗
男尊女卑のキリスト教へのイブの抵抗を根本に想定したのか。エヴァはイヴ。キリストは登場せず、聖母マリアに祈り続けたのが象徴的。渡米時点で妹と離れ、安全もないと感じたエヴァ。そこに声をかけた男が有力者と分かり決意した。美貌で売春し生きると。それは希望ではなく、確信だったのがこの映画のミソ。エヴァは美貌を確信していたから生きることに不安はなかったのだ。あとは男を利用するだけ。告白で全てがあきらかになる。金ずるの男ふたりがダメになり、叔母に無心するところがメーン。生きるためなら罪とは何?最後はやはり男を利用し、妹と旅立つ。男社会への抵抗は結実した。聖母マリアへの祈りは続く。
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