「寿司屋もあるテーマパーク!」ジュラシック・ワールド kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
寿司屋もあるテーマパーク!
元はジュラシックパークだったところなのが面白いところ。過去の反省を!などと言ってはいるが、危機回避に関してはまだまだ・・・しかも、最強の恐竜インドミナス・レックスを遺伝子操作により誕生させたのだが、そこの防護壁がまだ不安なまま。そこで、獰猛なヴェロキラプトルを調教している元軍人で動物行動学の専門家オーウェンが壁をチェックするのだが、知能も高く擬態の能力も持っているレックスは人間を騙して逃げ出してしまったのだ。折しも賑わってるパークには2万人以上の客が・・・
あきらかに『ジュラシック・パーク』をオマージュしていて、ここがクライマックスで使われたレストランだな?などと思いだして楽しくなってくる。しかし、残虐シーンもいっぱいなので驚かされる。
ラプトル4匹を扱ってインドミナスレックスと戦わせるが、その最強の恐竜のDNAにはラプトルのものも使われていたため、そちらに寝返ってしまうところが面白い。その後の展開としては予想できる範囲内。クレアがクライマックスでTレックスの扉を開けて戦わせるように仕向けたりして、ゴジラ対ゴジラといった雰囲気になる(笑)。最後には水族館での巨大恐竜に食われるシーンにはやっぱり!と拍手したくもなった。
軍人のホスキンス(ドノフリオ)が嫌なキャラで、終始ラプトルを軍事利用しようとする。ただし、その辺りの皮肉はいまいちパンチが効いてない・・・やはり子供向けを意識したせいか・・・