「コカ・コーラみたいな」ジュラシック・ワールド ヨックモックさんの映画レビュー(感想・評価)
コカ・コーラみたいな
そうそう、こういうので良いんだよ。こういうので…。
とはいえ超王道冒険パニックアドベンチャーと見せかけて、実はとても欲張りな作品。要素が特盛だもの。兄弟愛、家族愛、男女の恋愛、子供の成長物語でもあり、人間の驕りを戒める社会派作品であり自然や動物の愛護を訴える側面もあり、ファミリー向けの安易な楽しい冒険もののガワを装っているが、実際は罪もない人が大量に虐殺されるパニックホラー(というと言い過ぎだが)的な要素まで持っている。
普通こんだけの要素を持ったら、結局非常に薄味で、何をやりたかったのかわからない作品になりがちだけど、そうはならずに「結局王道的なエンタメ映画だったね!」でまとめられているのだからそこは凄い。
・オトモラプトル可愛い。バケモノ恐竜に突然洗脳されたり、なぜかすぐその洗脳もとけたりとかなり乱暴な展開だったが。
・ティラノサウルス投入シーンはテンションが上がらざるを得ない。みんな大好きT-REXをおいしいところだけ投入するのはまた都合が良いシナリオだなと思いつつ、予想ができない展開だった。
・海獣最強伝説
・音楽の力は偉大だと改めて感じた。前作のメインテーマが鳴り響くシーンが一番鳥肌がたった。ヒトの記憶は映像や言葉よりも音楽によって、もっとも呼び起こされるものなのかもしれない。
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