「あくまで恐竜が主役」ジュラシック・ワールド 133xxxさんの映画レビュー(感想・評価)
あくまで恐竜が主役
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過去3回も凄惨な事件が起きていながら、またしても恐竜テーマパークが開園しているという本作。
最新技術で甦った恐竜たちは今回も圧巻の出来栄え。しかしながら野生の本能剥き出しで襲いかかる恐竜たちとのスリリングな攻防はというと今一つ消化不良。息を飲むほどの緊張感はなく、前置きが長かったせいかトラブル発生後の説明不足が目立ちました。登場人物の関係性も最終的に疑問が残る終わり方でした。
唯一、ラプトルの扱いだけは非常に丁寧。獰猛な肉食恐竜ながら愛らしい一面もあり人間よりもずっと感情移入できました。
やはり、あくまで恐竜が主役なので、人間関係の説明は省き、登場人物には恐竜の説明をさせるなど、徹底的に恐竜をフューチャーした作品に仕上がっていれば文句無しの傑作だったのではないでしょうか。
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