「自然には逆らうな。」ジュラシック・ワールド mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
自然には逆らうな。
どこをどうひっくりかえしても、「ジュラシック・パーク」(スティーブン・スピルバーグ監督)のインパクトを越えることはできないことはわかっているはずである。
それでもあえて作ったその心は。
ジョン・ハモンドの跡を継いで、パークをワールドとして開園し、利益を上げるために新種を次々と作り出す。また、その新種を兵器に利用しようとするヤツも現れる。
不道徳なヤツは恐竜にやられる運命にあるのはいつもの通り。
オーウェン(クリス・プラット)のようなキャラクターは初めてで、もちろん遺伝子操作で産まれたとしても、生き物は生き物なので、それ相応の対応をしてやらなければ。
いま話題になっている「プラット・キーピング」も見ものであった。
コリン・トレボロウ監督の出自が定かではないが、ラストのアクションには見るべきものがあった。
まだ若い監督であるから、「ジュラシック・パーク」は一観客として観ているはずで、そのうえでこのプロジェクトに参加した、ということだけでも勇気ある決断だったと思う。
続編製作の余地を残した終わりになっているし、コリン・トレボロウが続編の存在を示唆しているとも聞く。映像のインパクトだけではなく、しっかりしたストーリーを伴って、新たな世界を見せてほしい。
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