「痛い痛い」ローン・サバイバー Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
痛い痛い
戦場を直接描いた作品。様々な映画が試みた部分であるがここまで痛々しい映像はない。最初のネービーシールズの訓練シーンのスナップショットから引き込まれる。それでも無敵ではない。相手を数多く倒しても、同じ土俵の上で倒されていく。英雄的とは言えない。映画のタイトル、冒頭のシーンからして彼の生死は既にネタバレしており、サバイバルゲームは主題でない。皮肉な結果として彼の命は救われただけ。人として生きるにあたって、このような経験は美化できず、避けれるものであれば避けたい。タリバンを悪として描いているが、そのタリバンも過去の戦争が産んだ遺物な訳で、やはり救いが見当たらない。
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