オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主のレビュー・感想・評価
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【“透視、予知、霊的磁石”霊能力を持つ青年オッド・トーマスが、小さな町に災厄を運ぶモノに立ち向かうサイコキネシスホラーアクション。ラストの展開は、切ないです・・。】
■死者の霊が見えてしまう青年、オッド・トーマス(アントン・イェルチン)は、ある日、「ボダッハ」と呼ばれる悪霊を大量にとり憑かせた男ボブ・ロバートソンを目にする。
不吉な事を予知したオッドは、その男について調査を開始する。すると、その男の自宅にはボダッハが出入りする霊界への入り口があった。
オッドは、その事を彼の霊能力を知るワイアット署長(ウィレム・デフォー)と恋人ストーミー(アディソン・ティムリン)に伝えるが、ワイアット署長が何者かに胸を撃たれてしまう。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・序盤から、テンポよく物語は進む。そして、観る側はボブ・ロバートソンが全ての元凶だと思わされるが、そこから捻りが加わって行く。
・POD(プリンス・オブ・ダークネス:悪魔崇拝者)の刺青が入ったヴァーナー巡査、そしてエクルズ巡査が、ボブの仲間であった事が分かる所から、更に物語は加速していく。
・そして、起こってしまったモールでの銃乱射事件。だが、オッドの機転で多くの人の命が救われたかと思ったが・・。
あのラストは、可なり切ないなあ・・。
<今作は、ハラハラドキドキ、そしてちょっとグロテスクシーンもありながらの、活劇である。面白かったが、オッド・トーマスを演じたアントン・イェルチンの非業の最期を知っていると、やや複雑な気分になってしまう作品でもある。>
いい映画見っけ!
SFぽくもあり、ミステリーぽくもあり、感動もあり、コメディ要素もありと、色んな要素がたくさん詰まっているが、ゴチャつくこともなく、綺麗に全てがまとまっていた!
最後まで楽しくみることができました!
事件が起きるのが分かっているのに準備不足な主人公にイライラ
まず個人的に気になったのは、ホラーやサスペンスよりも青春ラブコメがやりたいのか、登場人物の会話に冗談や皮肉混じりの軽口が多いせいで、作品全体の雰囲気がそのノリに引っ張られて"軽い"感じになってしまっている事。ヒロインのストーミーが天井に張り付いたアイスを客に出したり、死体がオナラをしたりと、妙にコメディのようなギャグ?まで入れてくるので、起こる事件のシリアスさと普段の軽いノリのバランスの悪さに違和感がある。
また、主人公の霊能力だけでは具体的に、「いつ」、「何処で」、「どんな事件が起きるか」が分からないため、手掛かりを得る過程に「予知夢を見る女性」が出てきたり、最初に当たりを付けた男がさっそく犯人(の仲間)だったりと、ご都合主義的な展開が多くなっている。もっと与えられた霊能力を使って事件の発生場所や犯人を追って行くロジカルなミステリー要素があれば面白くなったし、霊能力と言う設定にも必然性が増したはず。例えば「すでに彼が死んでいるのを知っていたのは霊を見れる自分を除けば、彼を殺した犯人以外にいないはず!」といった論理展開で犯人を追い詰めていくようなシーンが欲しかった(あとから「警官が犯人だったからあの時不思議そうな顔をしたのか」という展開はありましたが、推理要素はそれくらい)。
また、この手の「霊が見える」というキャラ設定はよくあるものの、最初から周囲の人間に理解者がいるせいで、本来、描くべき主人公のキャラが深堀りされないままどんどん話が進んでしまい、霊が見れる事の苦悩などがまったく感じられませんでした。本来なら周囲の偏見や誤解などに翻弄されながらも、なお大切な家族や友人を守るために頑張る姿に感情移入するものですが、そうした葛藤を含む「周囲の人間との関係性」がほとんど描かれないので、主人公の気持ちや行動原理がよく分からずじまい。
それでいて、霊能力の事を知っている他の登場人物たちが何も活躍しておらず、爆弾の所に案内してくれるリゼットの幽霊以外、「この人がいなければ事件を解決できなかった」という、ストーリー展開に密接に関わって来るキャラが一人もいない。特にヒロインのはずのストーミーはラストに「シックスセンス」オチにしたかったために殺されただけの存在。これで「ラストに感動した!」とか言ってる人って、失礼ながらまともな映画や漫画やアニメとか見た事ないのかなと思ってしまう。主人公を助けるために犠牲になるならともかく、作中では何ひとつ事件解決に寄与していないし、それどころか、犯人の家を探索中の主人公へ電話を入れてくる始末。もし付近に犯人がいたらそのせいで主人公が殺されていたかも知れない愚行。もう少しキャラとしてまともな使い方があったろう(電源切ってない主人公もアホだけどw)。
また突っ込み所として、あの日、ショッピングモールで何か大きな事件が起きるのが分かっているのだから、アメリカなら当然銃撃事件の可能性くらい想定して、せめて自分と彼女は防弾チョッキくらい着ておけよと。そうすれば彼女も死なずに済んだはず。武器も店の野球のバットや犯人の銃を奪うなど現地調達したりと、あまりにも準備不足。事件に備えて予め武器や防具を用意しておくという頭が無い主人公にイライラさせられた。犯人側にしてもまったく連携もとらずにバラバラに別行動し、完全武装しているのに素人の主人公の野球バットや拳銃一発で仕留められたりと、あまりにも安直でご都合主義的な解決に見ていてガッカリ。
良くも悪くも深く考えずに見れる、普段あまり映画や漫画を見ない若い人や一般層向けのエンタメ作品かと。
漫画でよくある設定
悪霊や死者が見えちゃう主人公が
災いを取り払うため頑張る。
何かが起こりそうなことは
わかっていても
いつどこで誰が何をするのか
少ない手がかりを紐解きながら
真相へと近づいていく。
決定なピンチもなく
あまり緊張感がない。
最後は漫画の主人公らしい
活躍をしてくれます。
中高生がデートで見る映画です。
シックスセンスを越えられないが、楽しめる作品
大量殺戮計画阻止のため、自らの霊能力を駆使し、恋人や警察署長と協力して戦う物語。
犯人捜しと霊能力を交差せながら、やがて意外な事実が明かされ、一気にエンディングへと誘う。
最後まで、観ている者を飽きさせない映画だった。
〔2014年上映作品、テレビ視聴〕
史上最高のラブストーリー‼️❓
テレビの録画。
霊能者と犯罪物語。
ああ、でも、深い、深すぎる、魂の根底に伝えたい、そんな、物語。
ああ、いい映画でした🎞🎟🎬
展開が多すぎて、伝えられないけど、最高の映画🎦
ありがとうございました😊😭ー
ベストセラーの映画化
2023年11月29日
映画 #オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主 (2013年)鑑賞
霊が見える主人公が、町に大きな災厄が迫っていることを知り奔走する
#ウィレム・デフォー 以外知らない人ばかりだったとおもったら、主演の #アントン・イェルチン さんは事故で27歳の若さで亡くなったみたい
合掌
意外と良かった
Youtube の期間限定無料公開されていた映画があったので、
映画名からはハズレ感しか無かったが、意外と良かった。
単なる心霊物ではなく、謎解きの要素もあり、ヒーロー的な
要素あり、そして単純なハッピーエンドで無かったことも
作品の質を上げている。
ただ個人的には、魅力的なヒロインに幸せな結末であってほしかった。
秀作!息を呑 飲む96分
スピード感と迫力満点のストーリーは秀逸でした。
オッドを迎える群衆の中のプラカードに解りにくく「marry me」というのを見つけた時に若干の違和感を感じたら…衝撃の真実が待っていました。
ストーミーのアディソン・ティムリンの可愛さも印象的でした。
凄く良かったです。
母親から授かった特殊能力
アントンイェルチン扮するオッドトーマスは、12歳の時に異常だった母親は施設に入れられた。オッドはどうやら母親から特殊能力を授かった様だ。どうも死んだ人が見えるらしい。
やっぱり死んだ人や怪物の様なボダッハが見えるのは無気味だし、恐ろしいよね。いつも恐い思いするのはかなわんな。へたすると巻き込まれちゃうしね。でも恐い所へ突っ込んでいく勇気は大した ものだ。オッドは普通じゃない。
泣いたけど、良い映画
助かったと思ったのに…。
服に付いていたものは、アイスだと思ったのに…。
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オッドは昔から不思議な力を持つ青年だ。
その力を使い、非業の死を遂げた幽霊達の
声なき声を聴き、寄り添う、そんな優しい青年。
そんな時、街に大きな災害(人の手によるもの)が
起こると予知する。
普通なら逮捕されてもおかしくないことを
重ねながら、独自にヒントを集め、
運命の恋人とともに真実へと向かうオッド。
犯人の正体を突き止め、凶行を阻止し、
病院のベッドの上で、傍に控えていた
泣き腫らした顔の彼女と対面する。
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2人の蜜月を見ると、別れのシーンは涙なしには観られなかった。
お互いを見交わすあの優しい視線や眼差しに、2人は永遠に違いない、と、思っていましたが。
これからも、オッドの活躍に期待。素敵なホラー映画をありがとうございました。
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追記: ある方のレビューに、オッド役の俳優さんは、もうこの世にいないということを知りショックを受けました。でも、知らないままでいたより、知ることができて良かったです。大事な情報を、ありがとうございました。
最後に。オッド役の俳優さん(アントン・イェルチンさん)並びに今作品に携わった全スタッフの皆様へ…素晴らしい作品をありがとうございました! ご冥福をお祈り申し上げます。
脚本が面白かったー!
死者が見える青年。それを知っているのは警察署長と可愛い彼女だけ。
ある日夢を観る。この街でテロが起きて多くの人が死ぬという夢だ。
主人公が働いてるコーヒーショップに死霊が沢山集まって、お客の一人に取り憑いているのを見て、夢が正夢になろうとしているのを知る。このままでは多くの人が死ぬ!!
(以降ネタバレあります。)
死霊がハリー・ポッターに出てきたデスイーターを透明にしたみたいなので虫みたいに飛び回って集まってくるので気持ち悪かった。
主人公は知り合いの署長にテロが起こることを伝えるが中々動いてくれない。死霊が取り憑いていた客が事件を起こすのだと思い彼女と色々調べるがその客は殺されてしまいテロ犯ではなかった。
あと1日で爆発が起きて3000人が死ぬことになるので夢に出てきたことを手掛かりにあちこち探し回るが見つからない。もう一人夢を見たというシングルマザーを訪ねて夢について聞き出すと場所が思い違いだったことが判明。
警察署長の部下の警官が最初に出てきた時から怪しい。言動がおかしすぎてすぐに犯人はこの警官かしら?と気付いてしまった。B級感満載!笑
可愛い彼女が危ないと知り急いで駆けつけてテロ犯(と思われた人物)を銃でやっつけて彼女を救った。やれやれと思ったのも束の間、死霊が沢山出てきた!まだ終わってないっ!!
爆発はまだ起きると知り、探し回ってトラックに仕掛けられた多くの爆弾を発見。もう爆発まで時間がないのでトラックを運転して人々から離れた場所まて運ぼうとしたがあの警官が邪魔をしてくる。警官に撃たれそうになりながらトラックを運転して爆発寸前に脱出。警官は車と共に死亡。
主人公は大怪我を追い病院に運ばれるが意識が戻らない。彼女はずっと心配して病院に付きっきりだ。
やっと意識が戻り退院すると、街を救ったヒーローとして大人気になる!
愛する彼女と2人で幸せな日々を過ごすが…。署長が訪ねて来て「もういいんじゃない?」ここで思わぬ事実が判明する…。
ハラハラ、ドキドキ面白かった。主人公が幽霊を見た時に、それが幽霊なのか生きている人なのか見分けが付かないという設定が絶妙だった。この設定が本作をより複雑にしていた。面白かった。
ラストは切ない展開。涙💧。このラストがこの映画をとてもいいものにしている。おもしろい
(余談)
主役のアントン・イェルチンはソビエトのロシア系ユダヤ人の両親の下、ソビエト(ロシア)で生まれた。両親はフィギュアスケート・ペアの選手でソビエトで人気であったが、ユダヤ人であることを理由にオリンピックに出して貰えなかったので
アントン生後6ヶ月の時に家族でアメリカへ移住。アメリカ国籍となった。
🎦オッド・トーマスの4年後、アントンは自宅で自分の自動車と郵便受けとの間に挟まれた状態で死亡しているのが発見された。27才であった。
自宅から門まで坂になっていて自動車の不具合により動き出した事故とのこと。この自動車は不具合により既にリコールされており、アントンの所に通知が届いたのは事故後一週間であった。もう少し通知が早く届いていればいい作品をもっと生み出せたであろうに残念である。
因みに🎦オッド・トーマスの翌年に作られた🎦君が生きた証もアントンが凄くいい!
霊能力というジャンル
霊能力とか死神というジャンルの映画も洋画・邦画問わず数多くありますが、こういう映画はCGを含め映像がチープだと醒めてしまうところです。そういった意味でもこの映画は映像でも楽しめました。
オッド・トーマスの恋人ストーミーのキャラクターが魅力的で、なかなか面白い娯楽映画でした。
クーンツ、懐かしい、好きなのよ🫶
ちょうど40年前、原作者ディーン・R・クーンツの「ファントム」を手に取り、スティーブン・キングより直裁さとテンポにハマって5年間くらい新刊が出るのを楽しみにして読み耽ったのを懐かしく思い出しつつ、テレビ放映をまったく期待せずに真夜中に鑑賞
これはこれは!驚くほど良い出来ですわ〜😳
クーンツ節ともいうべき能力者の哀愁に満ちた生き様もたっぷりと味わえて、ラストシーンでは最近すっかり弱くなった涙腺からポロリ😿
能力者の世界観を前提として受け入れてないと只の絵空事としてスカスカ〜っとなりやすいのがSFホラーというジャンルなのかしらね
僕は免疫があるらしく冒頭から楽しめました、思わぬ拾い物した気分ですニャ🐈
常に緊張感を維持できていました
面白かったです。 常に緊張感を維持できていました。 徐々に盛り上がっていく様子も良かったです。 CG も恐怖の演出に寄与していました。 ただし、 有り勝ちで平凡な内容でした。 クライマックスには [深刻な大災害] があるのかと期待していただけに、 肩透かしを食らいました。
ちなみに、 オッド (odd) とは [奇妙な] という意味で、 普通じんめい には使用されません。
死神ボダッハが見える…!?
アメリカの作家・ディーン・R・クーンツの人気シリーズ『オッド・トーマス』を実写化した、サスペンス・ホラー。しかし、本ストーリーの根底には、若き男女の儚いラブ・ストーリーが描かれている。
監督は、アクション作品では定評がある、スティーブン・ソーマスがメガホンをとっている。本作で登場する死神のボダッハの映像は、『ハムナプトラ』でも描いてきたミイラのように、ソーマス監督らしいCGを駆使したグロテスクな映像を見せてくれている。
主人公・オッド・トーマスは霊感が強く、他の人には見えない死に群がる死神・ボダッハを観る能力を備えていた。それにより、人々の死や凄惨な事故を予見することができた。これまでも、警察に協力しながら、幾つかの殺人事件の解決へと導いてきた。しかし、トーマス自身は、この能力を疎ましく感じ、恋人・ストーミーとの、穏やかな生活を望んでいた。
そんな折に、彼が目にしものは、ある男を中心に、街中に群がるボダッハの群れだった。この後、きっと街中を巻き込む悲惨な事件が起きると察したオッドは、恋人のスーミ―と共に、その男の行方を追い、事件が起きないように奔走する。そこでオッドは、あるグループによる殺戮計画が着々と進めらていたことを知るのだが…。
主演のオッド役には、子役でデビューし、その後『スター・トレック』のチェコフ役などでも活躍した、アントン・イェルチンが演じた。だが、彼はこの作品公開2年後の2016年に、交通事故によって,あまりにも若い役者人生を終え、帰らぬ人となった。
また、オッドを見守る警察署長にウィリアム・デフォーが務めていた。彼の存在感は確かに大きいが、彼の演技の良さを十分に発揮できる役どころではなかったように感じた。また、ストーミー役には、お初の女優さんのアンディソン・ティムリンが演じていたが、なかなかチャーミングな演技を見せていた。
ラスト・シーンは、こうした作品には、よくあるサプライズが用意されており、切ないラブ・ストーリーとしてのエンド・ロールを迎えた。
この手の映画を観て思う「見えてしまう者の使命」
アマプラにて鑑賞
自分だけ見えてしまう事を天から授かった使命と感じ世の中を救う活動をする。
こういった映画や小説、漫画は数多あるので目新しさは感じないが、実際は変人に思われるだけで何の得もなく、あり得ない設定だと思いながらいつも観ている。
主人公の救われているところは、周囲、特に彼女や警察署長など人生においてキーマンとなる重要人物から理解を得ているという点。
映画としては、賢く美しい理想の彼女、掛け合いのようなセリフや心の声、何故か常にいちゃついている警察署長など若干の差別化スパイスで面白味を出しているものの、首謀者も結構早い段階でわかってしまうし面白いが、手放しで最高というところまでは程遠かった。
ただ、余りに素敵な彼女だっただけにラストシーンではその幸せ落差がショック過ぎて、グッと込み上げて来るものがあった。
結局ストレートな展開が心を打つという事を改めてわからせてくれる映画だった。
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