バッド・トリップ 100万個のエクスタシーを密輸した男のレビュー・感想・評価
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ジェシーが見たくて。
ユダヤ教の指導者を目指していた信仰深い青年がいつの間にか薬の運び屋に転身。 ジェシー・アイゼンバーグのナイーブな演技に母性本能がくすぐられますぅ。実話。
良くも悪くもいかにも実話を基にした映画って感じかな
ドラッグに手を染めて、そこから暗躍し、やがて転落する、そんな映画は何度も目にしてきた気がしますが、厳格なユダヤ教一家で育った青年が主人公と言うパターンは、初めて見た気がしました。 しかも実話と言うのがまた驚きですねぇ。 正直私はユダヤ教がどんな宗教かと言うのはよく知らずに見たので、ユダヤ教云々と言うよりは、厳格な一家、厳格なコミュニティで育ったからこそ、初めて見る世界に魅せられてしまったのかなぐらいにしか感じれなかったのですが、その道に詳しい方からしたら、本当に衝撃的な事実だったのでしょうね。 まあその道で暗躍、と言うよりは、その道(運び屋)の才能を見せつつも、地位的には下っ端のちょっと上ぐらいでしたので、ユダヤ教徒じゃなかったら別に珍しくも何ともない事件で、わざわざ映画化する必要があるのかも疑問なぐらいなんですけど、まあアメリカでは(世界的にも?)そのぐらいユダヤ教徒と言う存在は、信用された存在ってことなんでしょうね? 普通の人ならそう易々とは密輸できずも、ユダヤ教徒なら楽々と、そんな描写は本当に衝撃的でした。 あの服装、あの髪型、あの風習、まあ日本で言えあの格好の時点でお坊さん的な尊敬を得られるのでしょう、だけに、生まれた時から厳格に育てられてきたのは容易に想像できる訳で、そんな生き方にどこかモヤモヤした気持ちを持つのも妙に納得、そこでひょんなことでおいしい蜜を吸ってしまったら、それはこんなことになってしまうのも分からないではない気はしました。 彼が何故その道にのめり込んだのか、その単純な理由がまた何とも・・・。 しかし主人公を演じたジェシー・アイゼンバーグは、相変わらず理屈っぽい童貞キャラを演じるのが本当に上手い! 逆に運び屋の道へと誘った隣人を演じたジャスティン・バーサは雰囲気が違いすぎて、最初は誰だか分からなかった(笑) 内容的には、淡々としすぎて起伏がなく、印象には残り難い作品になってしまったかな・・・。 でもラストシーンは好きでした。
ジェシーには知能犯が似合う
実話ベースのユダヤ人青年がドラッグの密輸に携わった話。ジェシー・アイゼンバーグは父親との衝突から犯罪行為に手を染めてしまう知的な青年をうまく演じています。早口でまくし立てるシーンやナイトクラブで浮いてしまうシーンなどいかにもジェシーな感じです。 この映画を見るにはユダヤの風習や文化を事前に調べておいたほうが良さそうです。アムステルダムとニューヨークがあまり説明もなく切り替わる点などもやや注意。
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