「利権の陰に陰謀あり」パイオニア arakazuさんの映画レビュー(感想・評価)
利権の陰に陰謀あり
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海上の掘削プラントからどうやって陸上まで石油を輸送しているのか?なんて今まで考えたこともなかったし、まして深海のパイプライン敷設工事がどんな風に行われるかなんて考えたこともなかったので、この類の工事ではダイバーが重要な役割を担っていたことは、新鮮な驚きではあった(70年代の状況はともかく、今もダイバーが実際潜って溶接作業をしているのだろうか?)
パイプライン敷設工事は莫大な利益を生むが、ノルウェー側は、ダイバーが安全に潜水する為に必要な呼吸ガスの配合についてはアメリカ側に頼るしかなかった。ガスの配合についてはアメリカ側はノルウェー側に情報を提供していなかった。
これがすべての始まり。
ノルウェー側はパイプライン敷設工事について自国ですべてを仕切りたかったわけで、そのためにどうしても手に入れなければならなかったのが、ガスの配合についての情報。一方、自国の呼吸ガスがダイバーの健康に重大な悪影響を及ぼすことは明らかにされなかった。
要は、ノルウェー側がアメリカ側を罠にかけて、情報を手に入れ、プロジェクトから追い出したというお話。
しかし、こちらの理解力の問題か、登場人物のどちらがノルウェー側でどちらがアメリカ側なのかも分かりにくいし、二度観てようやくストーリーの全体が理解出来た。
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