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「そもそも“ウィキリークス”を知らん」フィフス・エステート 世界から狙われた男 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
そもそも“ウィキリークス”を知らん
“ウィキリークス”の創設とその創設者ジュリアン・アサンジを描いた社会派ドラマ。
…らしいのだが、そもそもの題材を知らん。
“ウィキリークス”って何?
“ウィキリークス”とは、内部告発サイト。
政府や企業がひた隠す機密や不正を匿名で暴露。
劇中では“ペンタゴン・ペーパーズ”に例えられていた。
国家権力。圧力。
それらに屈しないアサンジの信念。賛同者たち。
国をも敵に回すアサンジは、かなりの偏屈者。
保守的な仲間との間に相違が…。
ジュリアン・アサンジは国家と戦った英雄か、独善者か。
“ウィキリークス”とアサンジを巡るドラマは『ソーシャル・ネットワーク』、暴露話は『スノーデン』。
偏屈な天才がハマり役のベネディクト・カンバーバッチを始め、豪華な実力派たちの熱演。
それらは見せるものあったが、そもそも題材がちんぷんかんぷんで、結局最後まで興味引かれるものに欠けた。
本作はどうしても、内部告発級の大コケが記憶に残っちゃって…。
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