「荒ぶる神々の話」ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火 傘さんの映画レビュー(感想・評価)
荒ぶる神々の話
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主人公イワンは名前も過去も分からない。
破壊された戦車の中から救出された時に
彼は全ての記憶を失っていた。
便宜的に皆からイワンと呼ばれているに過ぎない。
彼は戦車と心を通じ合わせる不思議な男だ。
そして彼と対峙する神出鬼没のタイガー戦車
いきなり現れ死を振り撒く。
何度、戦車部隊を繰り出しても残るのは残骸と死者の山…タイガー戦車は忽然と消える。
狼狽するソ連軍は新型戦車を投入しタイガー戦車撃破を計画するのだが…
何とも不思議な映画だが、これは戦争を背景にした神話だ。
敵は戦車の形をした戦争と言う悪しき神で
イワンも悪しき神に立ち向かうべく戦車から産まれた神なのだ。
彼は世界の終わりまで戦い続けるのだろう
戦争が終わっても、あのタイガーは再び現れるのだから。
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