「「ディズニーランド好き」としての感想」トゥモローランド S.S.コロンビアさんの映画レビュー(感想・評価)
「ディズニーランド好き」としての感想
見に行く前はあまり期待してなかったんですよね。
「トゥモローランド」という割にはディズニーランド要素は薄そうだし、何より長いし・・。
でも良い意味で期待を裏切られる、素晴らしい作品だったと思います!
まずこの映画の何が素晴らしいかと言うと、ラフィー・キャシディとトーマス・ロビンソンの子役2人。(ラフィーは厳密には子では無いけど)
冒頭の回想シーンで、この2人の存在感と「イッツアスモールワールド」に乗ってから「トゥモローランド」が明らかになるまでの一連の流れが素晴らしい。
ここで一気に作品に引き込まれました。
不満もありました。
途中「やっぱりもう少し短く出来るんじゃないかなあ」と思った時間もあったし、ニックス総督が「人類は・・」的な演説を繰り出すシーンは陳腐すぎて「もういいって」と心底思ったし。
でもディズニーのしかも「トゥモローランド」という名が付いた映画なら、我々が期待するのは、非日常とそれに伴うワクワク感だと思うんですよね。
その点は間違いなくクリアしているし、それだけでなく色々と考えさせられる要素もありました。
アテナの最後の願いを大人になったフランクが「空を飛んで」叶えるという着地の仕方も好きだったし、「トゥモローランド」という名前に託された意味も考えさせられました。
それは「ウォルトディズニーが思い描いた未来」というだけでなく「未来は変える事が出来るんだよ」というメッセージも含まれているのかなと思ったり。
いずれにしてもディズニーランドと同じく、老若男女問わず楽しめるエンターテイメントに仕上がっていると思います。