劇場公開日 2015年6月6日

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「自分次第で未来は変わる。勇気と希望をくれるファンタジー。」トゥモローランド 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0自分次第で未来は変わる。勇気と希望をくれるファンタジー。

2015年6月16日
PCから投稿

楽しい

興奮

知的

【賛否両論チェック】
賛:どんなに絶望的な状況でも、決して諦めない強さを教えてくれる。グロシーンがないのも嬉しい。
否:話の内容やテーマはやや難しいので、家族で観るには不向きかも。ストーリーのツッコミどころも多いか。

 周りからどんなに不可能だと言われても、決して諦めることなく自ら道を切り開いていくケイシーが、非常にカッコイイです。そんな彼女が、やがて地球や人類の存亡をかけた事件の鍵を握る存在になっていくのも、また驚きです。ケイシーが父親に受け売りで語る、
「常に争っている2頭の狼。片方は光と希望の狼で、もう片方は闇と絶望の狼。最後に勝ったのはどっち?」
という謎かけも、奥が深くて印象に残ります。
 ただ、どうしても「環境破壊」や「人間の愚かさ」といった、小さい子には少し難しいテーマも結構出てくるので、家族で観るのにはやや不向きかも知れません。また、展開もかなりのご都合主義で進むので、ツッコミ始めるとキリがないかも知れません。
 幼い頃に忘れてしまった夢を、もう1度思い出して頑張りたい。そんな時に、勇気をもらえるファンタジーです。

映画コーディネーター・門倉カド