「We are looking for Dreamers. 念ずれば花開く。諦めない事の大切さを語る作品。」トゥモローランド アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
We are looking for Dreamers. 念ずれば花開く。諦めない事の大切さを語る作品。
あまり期待せずに観た為かとても面白かったです。色々なガジェットが出てきたり、人が吹っ飛んでたりと最後のドタバタ劇も含めアメリカ人の子供が好きそうな内容ですね。
作品の中の未来像はとても美しく観る人の心を捕らえます。例えるなら手塚治虫作品やドラえもんに出てくるような一昔前の未来。昨今はSFもリアル思考が進んでいて、単純に華やかな未来を観る事は少なくなったので逆に新鮮な感じがしました。空を飛んだり、上下になっているプールとか超楽しそう!!ブラッド・バード監督はアニメ出身だけあって描写が上手いですね。
何より注目はアテナを演じるラフィー・キャシディ。とても可愛いです。感情をあまり表に出さない難しい役所を上手く演じています。途中ターミネーターしてましたし(笑)。今後が楽しみです。そのアテナに対してはしゃぎまくる主人公ケイシーを演じるブリット・ロバートソン。当時25歳だったので年齢設定には少々無理があるな~と思いつつも、賢く物事を諦めない子役がマッチしています。頭が良い設定ですが、知識が豊富というより適応力が高い感じですね。そしてジョージ・クルーニー。夢破れた冴えない中年設定ですが、色々と発明してて何だかんだと人生楽しんでたと思われます。
途中マニアのお店でやたらスターウォーズが飾ってあったのはあからさまなステマでしたね(笑)
内容に環境問題や人口爆発などを取り入れていますが、基本は勧善懲悪の作品です。メッセージを深読みしなくても単純に楽しめます。将来を夢見る大切さを教えてくれる、子供に見せたい作品です。