「中身がしっかりとした前田敦子のPV兼映画」Seventh Code 藤飲み屋焼きそばさんの映画レビュー(感想・評価)
中身がしっかりとした前田敦子のPV兼映画
上映終わりに説明がありましたが、この作品は本来、前田敦子さんの曲のPVとして作られた作品であり、あまりに出来が良すぎたため、映画祭に出展、限定公開という運びになったらしいです。
しかし、作品としては素晴らしいものであり、黒沢清監督は前田敦子さんを上手く使いこなすことができていたと思います。難点を上げるとすれば、終盤のための前振りの量が多く、ラストのみに面白さが詰まっているため、60分という比較的短い作品であるにも関わらず長く感じてしまうことです。
あと、最後の急展開にはなぜだが笑いが生まれます。それは良いか悪いかは人それぞれだと思います。
この作品は今度の前田敦子さんの発売されるCDにも収録されるらしいので、「いい映画」というより「しっかり作られたPV」と受け取った方が映画ファンは納得するでしょう。
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