「太秦に行きたくなる作品」太秦ライムライト KOUさんの映画レビュー(感想・評価)
太秦に行きたくなる作品
クリックして本文を読む
自分の様に時代劇が好きな(好きだった)人なら、特にグッとくる映画だと思います。時代劇がそれほど好きでない人でも、ヒューマンドラマとして楽しめるかも知れません。
前者である自分は、NHKで放送されたメイキング番組(「UZUMASAに吹くハリウッドの風」だったかな?)を見てから、とても楽しみにしていました。この映画は、太秦撮影所において、ハリウッドで活躍してる日本人監督さんがあちらの映像監督を連れてきて、ハリウッド式の撮影を行って作られた作品です。
時代劇が下火となった、落日の太秦撮影所が舞台。
本作に登場する役者さんの数名は、実際に何十年も太秦撮影所で活躍してきた殺陣を得意とする大部屋役者さん。メイキング番組の中で、劇中の時代劇が打ち切りになるシーンの撮影後、主役の福本清三さんや同僚の峰蘭太郎さんが本当に泣いている様子を見て『この作品はある意味ドキュメンタリーだ』と思いました。
他にも木下通博さん、柴田善行さんといった東映剣会のメンバーが登場します。
終盤の殺陣⇒ラストシーンの流れは、ビデオで何度も見ましたが、本当に素晴らしいと思います。
劇場の大画面で見たいので、映画も見に行きます。
コメントする