「どちらにも共感」アデル、ブルーは熱い色 茉恭(まゆき)さんの映画レビュー(感想・評価)
どちらにも共感
長編ものはいつも後回しにしてしまう。
パルムドールを受賞していること、
スピルバーグの絶賛コメントがこの作品のクオリティを観る前から表してはいたと思う。
そして、いよいよ腹を決めて観てみることに。
美しい表現というテーマではフランス映画独特の刹那的、背徳感ある一部始終に、どっぷり浸ってしまい、気が付けはノンケの私でさえ、レア・セドゥなら真っ逆さまに恋に落ちるだろう予感までしてしまうw
そして脚本も、アデルにもエマにも共感するように出来ており、
一番切ないのは観ている側というオチに。
せめて2人の未来に幸あらんことを願ってしまう。
最後にカフェで話し合うシーンだけ
何度も観てしまった。
熱い夏が過ぎての秋は、その反動でいつもより寂しく感じる。
この先も事あるごとに何度も観てしまうんだろうな、この作品は。
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