「作り手が作品に対して不誠実な映画でした。酷かった。。」ブラインド・フィアー Opportunity Costさんの映画レビュー(感想・評価)
作り手が作品に対して不誠実な映画でした。酷かった。。
酷かった。
盲目女性の描き方が非常に不誠実。
主人公であるサラが
「何が出来て、何が出来ないのか」の整理が不十分。
序盤に死体はあるものの視覚的に気が付いてない。
というシーンを一つの見せ場にしていますが
どう考えても血生臭さで気が付くだろうよ。
あと人間が感じるであろう「気配の察知」を
完全に無視した作りになっている点も違和感を覚えました。
強盗が横で息を潜めているけど
サラは気が付かないという場面が欲しかったんだろうけど。。
粗筋/設定を聞いた際に
瞬時に思いつく本作のウリは「盲目ならではの」という点のはず。
「盲目だからこそ、より有利な展開/状況」を考えると
それは光や目に頼りがちな相手を動揺させる完全なる闇であり
自宅のペントハウスを駆使する地の利だと思うんですがね。
これらの点は殆ど活かされていません。
正直、主人公のサラは目が見えているのでは!?と思うこともしばしば。
その位ダイナミック、かつ的確に動いているので
何が何やらという気持ちで一杯でした。
見所ほぼゼロ。
1,800円をドブに捨てたい方なら是非。
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