「見応えある続編」インシディアス 第2章 いちごだいふくもちさんの映画レビュー(感想・評価)
見応えある続編
前作でしたが、個人的には乗り切れずイマイチ楽しめなかったのですが、続編は見ごたえ十分でした。
前半は、効果音での驚かせが続きましたが、中盤~後半に書け、さすがと思える物語の展開です。伏線がいたるところに散りばめられ、徐々につながっていき、怖さだけではなくミステリー要素も加え、徐々に分かっていく謎が非常に面白く感じました。怖さも音だけではなく、廃病院や廃家屋での探索など緊張感もあふれます。
それでもって、ゴーストバスターズ的な要素も有りコミカルな部分もあり。前作の登場人物もしっかりと残って脇役ではなく活躍するので、非常に好感も持てるのではないでしょうか。
前作ではあまり語られなかった、裏の世界も非常に効果的に使われており、前作ではパパが子供を助けに行くのが、逆転してパパを子供が助けに行く展開もなかなかです。ラストに分かる、下手なピアノの謎なんかも、納得の結論でした。
第2章で加えられたミステリー要素もしっかりストーリーの核となっています。家に出てくる霊の謎から徐々に明らかになっていく、驚愕の事実。悲しき少年(少女)とその母による残虐な過去。と思いもよらぬ展開となっていきます。その悲しき過去と戦う主人公一家の家族愛とでもいいましょうか、愛がすべてを救うのでした。
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