リュウセイのレビュー・感想・評価
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沁みました
それぞれが苦悩から立ち上がって前に進もうとするとき、必ず対となる人がいて…晴彦の場合は父親。亨の場合は少年。竜太はまりな。
ただ立ち止まるわけではなく、理想と違った形でも前に進もうとする3人がとても眩しくて応援したくなりました。
自分は時間に流されて大きな出来事もなく大人になったので自分と重ね合わせることはできなかったけれどとても心に訴えかけてくる映画でした。
三四六さんの主題歌も内容とリンクしていて素晴らしかったと思います。
個人的に四方堂さんの父親役がとても好きでした。
口数は少ないけれどしっかり晴彦のことを見抜いていて…。
塩尻の景色も東京と対比になっていてほっとするものがありました。
少し元気になる映画
派手なストーリーはなくリアル日常的な生活を描いた映画です。極端に笑いや涙を誘う映画ではありませんが自分自身と向き合う事が出来ると思います。見た後はきっと元気になりますよ。主題歌はロケ地長野県では有名な三四六さんです。結構いい歌ですよ。自分と向き合うには最適です。苦しんでいる時に見れば元気になると思いますよ
身につまされる作品
久々にいい映画に出会った。観てよかった。身につまされる思いとはこの事だと思う。三人の主人公の生き様はリアルすぎて凄く感情移入できる。物語が普通で、いやその辺に普通にある現実でそれがまたつまらないのでなくリアルです。三人の主人公?に共通するのは小さい頃描いてた自分になれてない逃げている人生を送っている。しかし誰に相談するわけでもなく現実に起こっている自分の生きている周りの状況を目にし自分自身で気づき解決し小さな一歩を踏み出す、小さすぎる一歩を踏み出す、そんな物語です。なんだろう?凄く見終わって自分自身を見つめなおしたくなる、そんな映画だと思う。遠藤要、佐藤祐基、馬場良馬の3人はこの普通のどこにでもいる若者を見事に演じ切っていると思います。
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