「生きづらさというものは人だけではない」猫侍 未佐緒00さんの映画レビュー(感想・評価)
生きづらさというものは人だけではない
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ドラマは全然観ていなかったのですが、映画だけでも十分理解出来る内容でした。
最初はギャグ、癒やし、猫好きの映画と思っていたのですが。
話が進むうちに主人公が浪人になった理由とか、色々とわかってきて奥が深い話だなあと思ってしまいました。
浪人という身分からなんとか抜け出したい、だけど仕官をしようとしても受けつけてもらえない、その理由を知った時には、だったら侍をやめればいいじゃないかと思うのですが。
それができないところが、人間で武士である証みたいなものかなあと思ってしまいました。
猫はのんびりと好き勝手に生きているように見えましたが、雨の中を帰って来る姿に思わず、必死に生きてるな、主人公と同じだなと思ってしまいました。
相川の親分のセリフに本当は、お見通しだったの、思わずにやり。
米沢親分とのやりとりも、楽しかったです。
結局のところ、犬も人も猫も、皆何かしら背負ってるし,悩みもあんだなあと。
ただの癒やし映画だとは思えませんでした。
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