LIFE!のレビュー・感想・評価
全78件中、41~60件目を表示
「人生」の目的だけでなく、素晴らしさを教えてくれる素敵な映画です
とっても素晴らしい映画でした‼︎
誰もが知っている世界でも有名なグラフ誌「LIFE」。読んだことはなくても、あのロゴとロバートキャパをはじめとした素晴らしい写真を掲載してきたことは周知の事実ですが、その「LIFE」の最終号を舞台にして、一人の男の人生が大きく動き、変わっていくそんな話です。
個人的にはオープニングからノックアウトです。
オープニングはLIFEにおいて、16年間ネガの管理をしてきたウォルターが、朝っぱらから、出会い系サイトでしょうか?一人の女性に足跡を残そうとして残せないところから始まります。お話のスタートとしては、ウォルターが同僚の女性に直接アプローチできず、出会い系サイトでアプローチを目論むほど引っ込み思案で奥手、さらには、ふとした拍子に突拍子もない妄想に移行する妄想癖の持ち主という、ウォルターのだめキャラクターを印象づけるスタートで始まりますが、このPCの下りから、駅に向かうところがオープニングに使われるのですが、このオープニングがまた、秀逸でした。
街並みの中に落書きのようにさりげなく現れる、道路の表示の中にスタイリッシュに現れるタイトルや副題…そこからカラフルな世界がパッと現れ、現実に…。このオープニングだけで、本当に入りました。
そして、その日はライフが買収され、LIFEはオンラインに移行…。その前に、大規模なリストラをするために、送り込まれた社長?のテッドとの出会い。この出会いも「エリートVS窓際」みたいな始まりで、分かり易さ満載でしたが、そんなウォルターはこの日が誕生日。映像を現像し続けて16年、どこにいるかもあったこともない写真家のショーンからプレゼントとネガが届きます。そして、そのネガの中でも25番が最高でウォルターへのプレゼントだと…。一方、休刊が決まったLIFEの最後を飾るのも、ショーンの勧めで25番なのですが、その肝心の25番がない…。ウォルターはわずかな手がかりをもとにショーンを探し出してこの25番のネガを手に入れる旅に…。
まずは、この過程でウォルターの妄想がちょいちょい入ってくるのですが、これがまた秀逸。とくに、上司のテッドとの荒唐無稽なバトルは本当に見応えとツッコミどころ満載‼︎さらには、このショーンを探す旅も二転三転感が半端ない。ですが、このショーンを探す過程の風景の素晴らしさもまた、この映画のみどころです。アイスランドの台地やアフガニスタン(だっけな⁇)の高地…ほんとうに素晴らしかったです。
ショーンのまであと僅かというところにたどり着きながらもニアミスで会えない…。そんな過程の酔いどれヘリからの海に落ちるシーンとかも好きなシーンですね。んなわけねーじゃん笑みたいな。
そんこんなで、ショーンに出会いネガのありかを聞き、社長にそのネガを届けると…。
この過程でウォルターが今の退屈な生活を送ることになったきっかけと、もともとなりたかった自分と…エピソードが明らかになりつつ、人生を開いていくと言う話なのですが、これがまた…。
とくに印象的だったのは、「世界を見よ、危険に立ち向かえ、壁の向こう側を見よ、 もっと近づいて、お互いを知れ、そして感じよ、それが人生の目的なのだから」という社訓。その中でなぜにこんな退屈な人間がいたのか…。でも真面目にコツコツ働くウォルターをショーンは信じていて、最終号の、ショーン曰く「最高の写真」はユニコーンでもなんでもなく、LIFEを作った人たちに捧げるというコメントと共に…もう、このラスト涙なくはいられません。
そして、ショーンが劇中、ゴーストキャットを待ち続け、それが現れた時にシャッターを押さない…そんな時に、ウォルターに「何故に?」と問われ、「自分の一番好きな瞬間はシャッターを押さず、その瞬間を楽しむんだ」的なコメント…。この刹那を大事にする感じもぐっときました。
人生って、本当に複雑だけど、真面目にコツコツやっていることが、自分ではわからないけど、人には認められることもあるということ、人生って、一瞬一瞬を大事にしなくちゃ楽しくないということ、人生は常に困難に挑戦して勝ち取るべきもの…いろんなメッセージをくれたこの映画に感謝です。
そして、オープニングに続きエンディングの作りも最高。余韻を残させるのがとっても上手なのがよかったです。というよりも、山を登り、日記を言葉変わりに進みながら…という映像もとってもよかったです。
人生って本当に素晴らしいし、誰の人生もしっかり歩めば間違えない!そんな事を感じさせてくれる幸せな映画でした。
勇気が貰える映画。
人生はひとそれぞれ、素晴らしいなあと感じさせてくれる作品。
冴えない主人公だけど、仕事にはとても誠実に向き合ってきたんだろう。派手な旅の締めくくりに、これまでの主人公の人生を肯定してくれるような結末には、涙が出た。
自分の可能性を信じて、殻を打ち破り冒険することは、人生をより豊かにしてくれるんだろう。
しかし一方で、冒険のない毎日でも、真摯に人生と向き合っていれば、見てくれている人は必ずいるし、意味のない人生なんてない。
そんな、“勇気”と“肯定”を同時に与えてくれた。
この映画が、ただ単に、つまらない人生からは抜け出せ、っていう内容だけでは、多くの共感を呼ばないかもしれない。
しかし、物語の最後に“肯定”があったからこそ、すてきな作品になったんだろうなと思った。
あと、意外に笑えるシーンも多かった。
感動、笑い、映像美。いろんな物が凝縮されているから、観終わった後、「ああ、映画観たなあ」と感じた。
映像がきれい。
グリーンランドやアイスランドの広大な自然、迫力ある火山、ヒマラヤの風景など、綺麗な景色がたくさん観れたのは、映画館で見れて良かった点。あと主人公の、突然始まる妄想も面白かった。あとオチも良かった。
全体的なストーリーは微妙かと。強引で唐突過ぎ。内容が無い映画だと思えば気が楽に見られるかも。
妄想が消えた理由
自分を飛び越えてから、この手の映画が分かるようになった。
そして再認識するのは、分からないことを伝えることはとても困難だということ。
本質が分からないうちはただのエンターテイメントでしかなく、時間潰しに過ぎないということ。
全て現実に起こりうる事で、いつも自分のそばにある事をそのまま映画にした感じでとてもシンプル。楽しそうで何度も笑った。
奇想天外非現実的だと思ってしまう内はただの映像作品になってしまうのかもしれない。
シャッターを切らなかったあのシーンは思わずゾクっとした。
映画館で何度も何度も頷いた
事実は小説よりなんとやら
原題 "the secret life of walter mitty"
空想癖のあるウォルターが消えたネガを求めてあっちこっち行く話。
出だしの空想からアクション映画要素満載で笑った。
空想と現実が混ざる瞬間がゾクゾク。
of monsters and manの曲の使われ方も良かった。
eハーモニーのトッドも良かった。
また見たい。
良かったけれど・・
ベン・スティーラー監督作品は「トロピックサンダー」「リアリティーバイツ」を鑑賞したことがある程度。特にトロピックサンダーはかなり好きな作品だ。リアリティーバイツも嫌いではない。音楽が秀逸だったし。
ただ、今回の作品は、自分とは肌が合わなかったなと感じた。
原作は未読だが、もうちょっとコメディ要素を少なくしても良いのではと思うからだ。
妄想シーンが長く回数が多いので、観ていて少し混乱したなと。(自分が映画を観るのが下手なのかもしれないが。)何というか、妄想がここまで凄まじいと、主人公は、社会生活に支障をきたしているレベル?と感じてしまう程だったので。
まぁ、妄想するのは良いとして、序盤で都度、妄想世界に飛ぶのを描かれると、多いなと感じてしまうし、お話がそこで中断する訳なので、観ていてもどかしさを感じる事が多かった。好みの問題かもしれないが自分はあまり好きではなかった。
例えば、妄想世界に都度飛ぶのではなく、飛んでる主人公だけを客観的に映しているシーンがあっても良かったのではないかと感じた。
ちょっとクドかったなと。
とはいえ、映像は確かに美しい上、音楽も良かった。
特に、アイスランド?にて、スケボーだけで道路を滑り降りるシーンは、爽快感、開放感を感じられ、本当に良いシーンだと思う。ここはお気に入りのシーンだ。
ただ、その後火山が噴火する云々で、車に乗る際の、運転手との言葉が通じないという状況で生まれるコントのようなやり取りは、あまり好きではなかった。内容は面白いが、早く車で逃げた方が良いのではと、もどかしく思ってしまった。
と、要所要所で、良いなと感じるシーンの後で、照れ隠しのように入るコメディタッチのシーンが自分には、合わなかったので、この評価になった。
とは言え、全体の話としては良い構成だと感じるし、最後のLIFEマガジンの神髄というNO25の写真は確かに説得力のある写真だと思った。
財布を捨てた際に母親がチラっと観ている演出なんかも丁寧で良いし、映画自体のクオリティはかなり高いと思う。
最後に、ロスの空港でトッドに迎えに来てもらった後のやり取りは良かったなと。こういうの好きだな。
よかった
つまらない日常を送っている冴えないサラリーマンが空想の世界にひたっているうちに、いつしか空想世界でヒロイックに活躍していた主人公は日常の現実でも勇気を持って一歩を踏み出すようになる……といったような話を予告を見て想像していた。ところが、いきなり会社は大変な感じになっていて、全くつまらない日常ではなかった。主人公の空想壁はむしろ現実逃避みたいなものだった。
そして、仕事は地味だとしても一流誌に17年も勤めるほどだし、少年時代はモヒカンでスケボーの名人であり、冴えないサラリーマンでもなんでもなく、高スペック人間だった。
25番のフィルムを探す大冒険が始まるのは、カメラマンのちょっとした悪戯心だったのだが、それってあんまりじゃないかと思った。
しかし、その25番の写真は日常の頑張りは誰かが見ていてくれているというメッセージで感動して思わず涙が出た。
予告を何回も見るうちにどんどんつまらなそうな気がして見るのに気が引けていたけど、見てよかった。素晴らしい映画でした。
大前提として
あのですね、
妄想癖の強い人は、現実社会に馴染めないからこそ妄想の世界に逃げ込む訳でして、間違ってもこの主人公のように、思い付きで海外に飛び出して大冒険を繰り広げるなんて、(それこそ、妄想の中でならともかく)決してないと思うのです。
だから、
最終的に「全部妄想でした」でビターに終わるのかななんて思い込んでいたのですが、あくまで爽やかに終ってしまいました。
ちょっと拍子抜け。
でも、悪くない作品ですよ。
すぐ忘れちゃうと思うけど。
綺麗
最初は頼りなく自らの妄想に入り込み
周りが見えなってしまい、周りからは
良い評価は得られていなかった
しかし、勤務先の会社がリストラを開始
大事なネガを無くし
ターゲットになった主人公は
ネガの持ち主を探す旅にでる!
少ない情報だけで
ネガの持ち主を探すうちに
妄想でしか出来なかったようなこと
いや、妄想すら出来ないような
ことを経験してゆく
見続けていくと
主人公の顔がどんどん逞しくなっていっている
感覚に気づく
気づいた時にはクライマックス
興奮と鳥肌を届けてくれた
超オススメ映画だ!
単館作品っぽい?
なんか、、宣伝ほど、そんなに大げさな映画じゃないと思った。
真面目だけどつまらない、地味に生きている人間が、
ヒーローになったり、好きな人に想いが届いたり、
腹立つ輩をやっつけたり。。。
自分もドラマティックな妄想、しますねー(^^ゞ
ネガを手に入れようと決心した(一歩を踏み出した)のは彼女への想いからだったし、
結局ヘリに乗ったのも妄想の後押しでw
その後は妄想をも超える驚愕の現実の連続、
という「ファンタジー」。
唯一の得意技のスケボーも、かつての自由と勇気を感じつつも、
結局は助けに来てもらう始末。
更に、お母さんが気付いてなければ…
地味で真面目な人生を続けていれば、報われること「も」ある、
というラスト。
いいじゃないですかー♪
美しい映像と音楽と、
笑いと涙の可愛~いストーリー、
とっても満足でした!
(P.S. マイナス0.5★は、どこの場面だったか、、ちょっとくどいと感じる妄想シーンがあったので。。アメリカの東と西の人の違いの描き方が最高でした♪)
内容は薄いけど
妄想ぐせのある冴えないネガ管理をする主人公が、失われたネガを探しにグリーンランドからアイスランド、アフガニスタンからヒマラヤまで旅する。ラストでLIFE誌の表紙を裏方で支え続けた自分が飾るという感動のシーンはあるが、内容は薄い。それでも星四つなのは、劇中の音楽と映像が素晴らしいから。
映像と音楽
映像と音楽がすごくいい映画だった。
ベン・スティラー演じるウォルター・ミティのカバンが、会社員のスーツケースから、古いバックパック、そして登山バックに変わっていくのが、彼自身の退屈な日常からactiveな日々への変化を象徴しているように感じた。
そして、案外笑える映画でもあり、とても楽しむことが出来た。
あっという間の見応え。
ストーリーが明確でわかりやすく、テンポもいいので気がついたら終わっていました。
自分も空想癖があるのでとても共感してしまいました。
評判通り面白く、自分も頑張ろうと思える内容でひたすら見てよかったと。
お財布のエピソードは、大事な事は身近にあるという暗喩メッセージもあるのかな?と勝手に受け取りました。
写真はどんなの?と最後まで引っ張りラストシーンは感動しました。
写真が見つかったことで仕事はクビにならないのかと思いきや現実的で、新しい一歩を踏み出して行く…とてもいい映画でした。
一歩踏み出すかどうか
LIFE雑誌を元にした映画
冴えない妄想男が、雑誌の表紙写真を巡って怠慢な日常を飛び出して、欠けていた25番目の写真を見つけ出そうと旅に出る。
テンポ良く進んでいくし、笑いありで飽きずに観てられた。
LIFEのメッセージでもある、To see the world, things dangerous to come to, to see behind walls, draw closer, to find each other, and to feel. That is the purpose of life.
これを映画にグッと凝縮した感じ。
個人的には、一歩を踏み出したヘリコプターの場面、25枚目の写真を会議中の再編担当に渡してやった場面がなんか良かった。
今を楽しめ、未知の世界に飛び込んでけ!っていうメッセージが伝わってきて、何と無くの日常から何かやってみようかなって思えた。面白かったです!
人生(LIFE)!最高!!
久々にいい映画でした。
チャンス、成功、失敗は紙一重かもしれません。
しかし、そのチャンスにチャレンジすることの意味をこの映画で再確認できました。
胸を熱くするものがありました。
大切な人を探すという大人なとこあり、しかし、スノボや空想などの幼稚さもあり、おもしろいけど、感動する映画でした。
うーん…
ベン・スティラーさんが好きで楽しみにしてた映画だったんですが、思ってた内容と違ってたいうのが正直な感想です。
空想に浸るとことかは面白いなーと思いました。ただ、ネガがないことでショーン・ペンを探しに行く下りがなんか唐突過ぎやしないか?とか、動けんじゃん!!て思ってしまった。もう少し葛藤を細かく描いてほしかったいうのがありました。共感しにくかったです。
まぁ…一歩踏み出す勇気によって得られる素晴らしさ!というのを言いたいのかと思いますが、うーん。て感じでした。
でもショーンと出会って、雪豹を撮影してるとき、撮影せずに「今、この瞬間を楽しむ」みたいなセリフのシーンとかは良かったです!ショーン・ペンがカッコ良かったです。
前宣伝がスゴい好印象だっため期待値を高くしてしまった故にそれ程でもなかったな。ていう有りがちの失態をしてしまいました。
でも詰まらない映画ではなかったです。
サントラが感情を掻き立てる。
試写会、劇場で字幕版を2回鑑賞しました。
試写会では1人だったので、会社のスローガンを聞いただけでぐっときて、涙を流してました。
サントラ、グリーンランド行の飛行機に乗り込むシーン、グリーンランドの大自然、ヘリコプターに乗り込むシーン、アイスランドの大自然、ベンさんのスケボーシーンが見どころです。
特にアイスランドからのくだりの雰囲気が切なくてお洒落。
幼い頃の忘れてしまった躍動感がフラッシュバックするかのような感覚に陥る気がします。
劇場でもう一度みておきたいと思い、2回目は友人と鑑賞。
だいたい1ヶ月後でしたが、2回目も普通に面白くて、1回目と違うシーンで泣いたり笑えたりしました。
何度みても楽しめる作品です。
ションペン小僧
宣伝を見る限り、ベンスティラーで空想癖でCG多用?ってことで、とんでもな映画を想像してました。
とんでも映画である事は間違いないと思います。お話自体も変哲のないものです。ただ、作りがかなり丁寧だと感じました。空想のCGも派手でアクション映画みたいでしたし、空想と現実の切り換えもスムーズで全く違和感がなかったです。ロケの風景もキレイでしたよ。
主人公も淡々と旅をしているように見えて、ラストで「こいつ成長したなー」と思いホッコリしました。
この映画を引き締める最大の功労者は、ショーン・ペンだと思います。僕個人がショーンのファンなので感じるだけかもしれませんが、ヒマラヤのシーンでの存在感というか支配力はやはりスゴいし、そこで一気に引き締まった印象です。
絶対見た方がイイとは言えませんが、見て損はないと思います。
お金払って見て良かったなと思いました^_^
クリステンウィグと、ベンスティラーが出るとのことでずっと見たかった映画なのですが、やっと見ることができました。
クリステンウィグは個人的に好きなんですが、やっぱり可愛いかったです。
ベンスティラーとお似合いの気がしますね。
そして映画の内容、映像も良かったですし、
人生楽しまなきゃ損だなと思いました。
私は字幕で見たのですが、吹き替えの方はナイナイの岡村さんがやってるとの事ですが…
全78件中、41~60件目を表示