「いつの間にか潜水艦Uボートに乗っている気分になる」U・ボート ディレクターズカット 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)
いつの間にか潜水艦Uボートに乗っている気分になる
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第二次大戦中のドイツ軍の潜水艦Uボートの戦いを描く。ディレクターズカット版を見たのでかなり長く、3時間半くらいあったが、ほとんどが艦内で敵側が描かれることもないので、これだけ長くみると潜水艦の中に自分もいるかのように感じる。潜水艦内の重苦しさ息苦しさを感じてしまうほど。
駆逐艦による爆雷の恐怖、海の中でじっと耐えなければならない息苦しさと、浸水の恐怖。わずか3時間半ながらももっと長い時間観てたのではないかというほど時間が濃密。
敵タンカーを撃沈しても、駆逐艦の執拗な反撃を潜り抜けたりと、えっこんなの大丈夫なの?というほどボロボロになりながらも何とか生き延びていくのが本当に見ていて面白い。
最後、潜水艦として終わりではなく、空襲による潜水艦のチンポツと艦長の死の呆気なさ。これぞまさに戦争の無情さ。
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