劇場公開日 2013年10月19日

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「【”夫々の狂気と欲に駆られた過去の殺人の歴史。そしてそこから生まれ出る怨霊・・。”人間の欲をベースにした、着眼点が斬新なアイディアによる韓国ホラー映画。】」殺人漫画 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”夫々の狂気と欲に駆られた過去の殺人の歴史。そしてそこから生まれ出る怨霊・・。”人間の欲をベースにした、着眼点が斬新なアイディアによる韓国ホラー映画。】

2023年10月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

■ある日、WEB漫画の編集長、ソ・ミスクが無残な死体となって発見される事件が発生。
 それは、担当する漫画家カン・ジユン(イ・シヨン)の作品に描かれた通りの姿で死んでいた。
 そして次々と発見されるジユンの漫画そっくりの死体。
 刑事のギチョル(オム・ギジュン)は、ジユンが犯人ではないかと疑う。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・まずは、描かれる殺人漫画が怖すぎる。誰が書いたのだろう・・。

・そして、登場人物が、皆過去に人に言えない殺人の過去を持っている所がミソである。
ー 母親の自殺を見過ごしたWEB漫画の編集長、ソ・ミスク。妻の看護に疲れた男が妻を殺害する姿。マサカノ、刑事ヨンス(ヒョヌ)の少女、轢き逃げ。
  そして、カン・ジユンも・・。

■みすぼらしい「幸福マンション」に住んでいた妻の看護に疲れた男の娘、チョ・ソヒョンは心の傷からか、マンションの壁に、数々のおぞましき殺人の絵を書いていた。
 他にも沢山の忌まわしき絵。
 だが、ナカナカ売れないカン・ジユンは、その絵を見て着想を得て”欲望”に負けて、その絵を手に入れる・・。
 許されざる方法で・・。

<イラストと特殊メイクを巧みに組み合わせたホラー描写で、漫画が人を殺すというように、見る側をミスリードする斬新なアイデアを映像化した作品。
 人間の”欲”は底が無いのである。
 今作は、イヤミスと言っても良い、韓国製ホラー映画である。>

NOBU