「熱烈ファンが観る映画」THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ! なにぬねのさんの映画レビュー(感想・評価)
熱烈ファンが観る映画
今回1人の真ファンとして、映画館へ足を運びました。
長文になりますが感想載せます。
ストーリーはぶっちゃけ期待してなかったですし、観終わった後もストーリーに対してそこまでの感動はありませんでした。
その理由は色々とありますが、なにせ今回の主役は真達ではなくミリマス勢の後輩達と閣下こと春香さんですから…
ストーリーで一番引っかかった所。
それは、可奈が失敗を引きずって引きこもった時に、なんとか戻ってきてもらえるように周りの人を巻き込んで説得する春香さんの優しすぎる行動。
あれ、TVアニメverをみてない人は「そんな甘くていいの?」と思ってしまうのではと…
と言っても実のところ、TVアニメ観てた自分でも、やっぱり志保ちゃんが正しいのではと思ってしまう。
でもそれがアイマスなんですよね…「一致団結〜♪」ってみんなで歌ってるぐらいですからね。春香さんはそういう人で、765のメンバーもそれを十分理解してるから彼女の選択を許せたのでしょう。それはそれで良いと思うんです。
これは自分の見方ですが、もうストーリーは期待しないで、担当アイドルや推しアイドルの可愛さを存分に味わうつもりで鑑賞しました。
期待通りゴリさんはやってくれました!
真、めちゃくちゃ可愛かったです!それだけでいいんです!
ちゃんと他のメンバーのカットも多くて、そういう面では主役の後輩たちより豊富でしたね!差はありますが。
大きな見所はやっぱり
最初のフェイクの眠り姫映画予告!それと、765メンバー紹介シーン、可奈がプチシューをヌルヌル拾うシーン、そして後半のマスピライブシーン!
だと思います。
マスピライブ、これは鳥肌ものでした。なにが鳥肌なのかって、A-1さんの努力がひしひしと伝わってくるからです!
やはりCGは使ってしまっているところもありましたが、それでもマスピのフルバージョンのダンスを描ききった事に鳥肌も立つしかないでしょう!
しかも踊るだけじゃなく、カメラワークがグイングインとジェットコースターのように動きまわるから迫力満点!
でもこれ、先程も言っていたようにストーリーの主役は後輩達で、話も大まかに言うと「憧れの先輩のバックダンサーに選ばれた研修生達が、必死に彼女たちに追いつこうと努力する話」が途中から「失敗して落ち込んだ1人の研修生をメンバー全員で説得してライブを成功させる話」になるわけですね。
この点を踏まえて「後輩たちが主役」と言っていいのではないかと思っているのですが、後半マスピライブシーン、主役達のダンスシーンが一瞬しかありません。
さっきまであんなに青春してたのに、ライブシーンになったら少ししか出てこないんです。
そこでまたストーリーに違和感を感じるのですが……
ここまでを踏まえて、自分はこの映画は「Pとして育てたアイドルが、先輩となって成長した姿で後輩を引っ張っていくのを、フヒフヒ言いながら観る映画」だと思います!
ストーリーの主役は後輩達です。
が、これはアニメやゲームで、「売れない新米アイドルの頃から育てたアイドル達」が、トップアイドルとして、先輩として、舞台に上がるのを胸を押さえながら観る映画です!
ああああんなに大人になって( ; ; )とウザい親目線で観る映画です!
特にはるちは至上主義の方々にとっては素晴らしい萌え映画になっているのではと思います。
ですが自分はこーゆー映画についストーリー性を求めてしまうので、今回は真の可愛さあって星2.5です。