「映画の外側を想像したくなる良作!」もらとりあむタマ子 mottiさんの映画レビュー(感想・評価)
映画の外側を想像したくなる良作!
子供でもなければ大人にもなりきれない。
まだ何者でもない人間が、通過儀礼を得て成長のきっかけを掴む。
間違いなく大好物なパターンです。
それを野暮ったいセリフでの説明では無く、あくまで人物の行動や状況を通じて語っていて、映画という手法を使ってこそ味わえる良さがひしひしと染み込んでくる作品でした!
タマ子も、優しい父も、近所のガキも、、
みんながキャラクターとしてしっかり印象に残っていて、とても愛くるしくなる
この世界のどこかに彼女達がいると思えるような程、まさに”生きた映画”だったと思います。
最後の終わり方もまた良し👍
タマ子が成長のきっかけを掴んだ後はダラダラと描かないところにすごく好感を持ちました
この映画で描くにはあれ以上は蛇足ですからね
まだまだタマ子にはこれから先も大変な事がきっと起こるだろうなーとか、でもこの映画の中で過ごした一年の間に感じた様々な感情や人との出会いを思い出せばきっと乗り越えていけるんだろうなーとか…
そんな映画の外側を頭の中で補完して想像したくなるような素晴らしい良作でした!
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