「トリロジーの第2作と考えたらうまく出来ているのではないかと。」キック・アス ジャスティス・フォーエバー ハルさんの映画レビュー(感想・評価)
トリロジーの第2作と考えたらうまく出来ているのではないかと。
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1作目のカウンターとしての抑えた演出や描写、そして色んな状況を加えてみせることで世界観を広げて次へ繋げる。ジェフ・ワドロウ自ら持ち込んだ本は明らかに次を意識したものだと思う。
それにしてもこのシリーズにおいてさえも暴力の連鎖やインフレーションを盛り込むことは今のハリウッドには必要なのだろう。ただ定番化しすぎているし要するにマッチポンプだし、そうすることで何となくの「深み」を加えようとしているとも言えそう。それがアメリカという国のやり方だということで。
原作ではヒットガールは11歳のままなので、映画版ではクロエちゃんの実年齢に寄せた成長ストーリーを盛り込んでいるのはいいけど、とにかくどこかで観たようなエピソードばかりで笑えるというか苦笑させられる感じ。とは言えそういう描写があるからあのラストが活きるわけで、やはり「ちゃんと出来てるな」と思う。ナイトビッチのデザインもツボだし、ジム・キャリーの大佐もよかった。
最大の売りであるはずのヒットガールの見せ所としては前作をそのまま繰り返しているところも多いが、カースタントやバイクといったアイテムで新味を加えた部分はよかったね。次は3年後くらいか‥楽しみです。
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