「こんなだったかなぁ。」キック・アス ジャスティス・フォーエバー mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
こんなだったかなぁ。
あの傑作「キック・アス」(マシュー・ボーン監督)の正統な続編。
アーロン・テイラー=ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ、クリストファー・ミンツ=ブラッセが続投し、あの世界観を再現。
と思いきや、僕の記憶違いでなければ、1作目はもっとノーテンキだったはずである。
普通の少年がコスチュームを着るだけで、ヒーローになれる、そんな夢物語だったはすである。
悪人は芯からワルではなく、全体的に牧歌的だった。
だからビッグダディやヒットガールのアクションが際立っていた。
ジェフ・ワドロウ監督の本作では、完全に意表をつかれた。
けっこうスプラッターなのだ。
芝刈り機でやられるシーンなどは、ほんとは心の準備がいる。
そういった心の準備が必要なシーンがてんこ盛りなのだ。
ミンディが自分を押し殺して、普通の高校生たろうとするのには閉口した。マーカス(モーリス・チェスナット)の大人ぶった物言いも癇にさわった。
そばを食べに行ったのにパスタが出てきたような心地だったが、悪い出来ではなかった。
で、続編やる気?
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