「アメリカ★青春ロリアヒル口ムービ―炸裂」キック・アス ジャスティス・フォーエバー CYNDYさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ★青春ロリアヒル口ムービ―炸裂
町山氏、主演のクロエ・グレースに曰く。
「今回は、日本では売れると思うよ。日本人の男って、ロリコンばっかだから。」
Globalな観点から言うと実に正しい。日本人は変態という意味ではなく。
日本人は実に童顔な種族。
日本人同士の結婚が多いことからもわかるように、世界的なにも童顔好き種族だ。
15Rなのに観客動員数4位というのはそういうことだ。
封切初の土曜日は。
おじいさんたちもたくさん来てた。
童顔フォーエバー。
今回の見どころは。
キックアス1では、仮面をつけてた方がよりロリで可愛かったクロエ・モレッツ・グレースが。
立派なティーンに成長して。
仮面を取った方が日本人好みのロリアヒル口顔に変身しているところが1番の見どころです。
ジムキャリーやレグイザモの扱いへの不満やらは他のレビューに譲るとして。
今回は。
アメリカ★青春文化に的を絞ってレビューをしてみます。
***以下ネタバレあり*******************
何にもいいとこなしのオタクヒーロー「キックアス」。
それでも前回のバズーカ事件でカタルシスを覚えたらしく。
「ほんとの自分は何か?」的にまっとうな自分探し。
亡き父の面影を引きずる孤高のスーパーガール「ミンディ=ヒットガール」に弟子入りしようと画策するが。
技術的にはもう登るべきポイントがないミンディ。
自分を失っているのはミンディの方だった。
アメリカ文化は、自分の所属を求める文化。
名札を付けるようにエリートはフラタニティやらソラリティやらでΩやらデルタやらの社交クラブに。
チアリーダーやらアメフトやら人気のスポーツで頑張ったり。数学倶楽部で勉強したり。
あるいは、いじめられっこは、アメコミ好きのギーク同士やらゴスっ子同士で集まり。
そうして、何らかの自分の居場所を求めてく。
日本人のようにすべて同じ顔ではないので。
たくさんの異なる事象から共通点を手繰りよせるように寄り添って。
そうして自分探しをする集団だ。
主人公のキックアスは既にヒーローなので。
所属はヒーロー倶楽部と揺るぎがない。
だから、ミンディが揺れる間。
ジャスティスフォエバーを組織化して。
けっこうエッチなお姉さんのナイトビッチとやりまくる。
役名そのまんまやね。うん。この映画のもう一つの利点は。
英語がわかりやすいのね。
さて。クロエちゃんことわれらがミンディちゃん。
とってもアヒル口が可愛んだけど。
インチキキ〇ガイ親父のニコラスケイジが亡くなったので。
仕方なく知り合いの刑事に引き取られる。
もう幽閉状態。
キックアスと訓練やら街の掃除やら始めるが。
養父の目をごまかすので精いっぱい。
これが親父ならフニャ〇ンだ。
しばらくいいとこなしのまま。
例の青春おともだちを紹介される。
チアリーダー・ダンスクラブ的な・・・。女子の花形的な。
言わずとしれず。ここはヒエラルキーの墓場。
身体能力の優れたミンディちゃんはペットからいじめの対象に。
その間に、今まで悪人殺し以外では感じたことのないアドレナリンのトキメキが・・・。
彼女にも春が訪れたようなそうでないのような・・・。
こうしてアメリカらしい青春風景を背景に自分を最後まで迷ってしまうミンディの混迷。
ラストでそれらはそれぞれの自分探しのゴールに向かう・・・。
ヘタレ主人公のキックアスは、シャツを脱いだらムキムキマンの本物ヒーローに変身。
そして。
ロリキラー、ヒットガールは・・・。そのムキムキにアドレナリンの咆哮を覚え・・・。
わが青春の始まりに目覚める。
自分は「ヒットガール=殺し屋」が本性だと。
善も悪もなく、自分を探し当てるのだ。
さて最後に。
アメリカ子供向け映画と日本子供向け映画の違いを。
むこうはゲロOK(ディズニーTVでもOK)である。日本は・・・。ゲロだけはタブーである。