「嫌悪感に勝る、哀しみの余韻」フィルス グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)
嫌悪感に勝る、哀しみの余韻
悪徳刑事ブルース・ロバートソンの、狂った世界…。
英国製R18+の黒い笑い、ジェームズ・マカボイの俳優力でグイグイいきます。
面白かったです。嫌悪感にはるかに勝る、哀れな者への哀しみの余韻でした。
日本人留学生殺害事件の解決に昇進をかけて同僚を陥れ蹴散らす、自信過剰な刑事ブルースの狂っていく日常。言い様のない違和感。
やっていることはとにかくヒドいですが、気がつけば彼の世界に取り込まれていました。
鬼気迫る演技のジェームズ・マカボイを始め、ジェイミー・ベル、イモージェン・プーツ、エディ・マーサンと、いい顔の実力派が揃って見応えありました。
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