「痛みに不感症な人間の恐怖」THE ICEMAN 氷の処刑人 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
痛みに不感症な人間の恐怖
実在の大量殺人犯の前日譚から逮捕裁判までの物語。
正直、見るのが辛くなる映画です。極めて悪い意味で。
主人公は稀に見る凶悪犯ではありますが、映画にするような人物とは思えません。
「極めて強い権勢欲」、或は「自らの死への恐怖」、「殺したことへの後悔」、「悲惨な過去」。映画を見る限り何もありません。ただ彼は人の痛みや死に、極端に不感症であっただけで、ただそれだけで彼の後ろに死が積みあがっていきます。
彼の家族を思い図ると、とても暗澹たる気持ちになりますが、それを除けばリアルなスプラッター映画という感想でした。
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