ミッドナイト・ガイズのレビュー・感想・評価
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最後まで人生を楽しむ
出所した高齢のマフィアの一晩の冒険を描く物語。
アル・パチーノ主演、クリストファー・ウォーケン共演で描く人間ドラマ。
鑑賞前は、「アル・パチーノ凄い」を基軸にしたアクションだと思っていました。勿論、そのような描写も少なからずありますが、テーマは心の終活を試みる老人たち。
人生の最後を自覚して、それでも楽しむことを諦めない老人たち。侘しさ、寂しさ・・・そして貪欲に楽しさを求める人間臭さ、強さを活写します。
残された家族たちの寂寥もしっかりと映し、老人たちの話だけで終わらせない物語は見事でした。
私的評価は4。ラストは余韻を残したかったのでしょうが、少し端折った印象が残念でした。
青い薬で絶○
クセの強い俳優アル・パチーノとクリストファー・ウォーケン。パチーノ演ずるヴァルがボスの息子を撃ったという過去があったため、ウォーケン演ずるドクがボス・クラップハンズから暗殺命令を受けていたという設定だ。
娼宿で楽しみ、薬屋から盗みを働き、バーで女の子をナンパ。そしてホスピスに入って死を待つだけの元仲間ハーシュ(アラン・アーキン)を誘い出し、街を暴走する。老人たちの人生最期の楽しみ。3人が死ぬ覚悟で行動を共にする。盗んだスポーツカーのトランクに捕らわれていた女の子を助け出し、復讐の手助け、そして教会へと向かい懺悔・・・
もう人生の終わりを感じていたのなら派手に行動するのもいいけど、結局はドクを巻き添えにした感じ。まぁ、それだけの親友だったのだからいいんだろうけど、腑に落ちない。
それにしても時代はいつ頃なのだろう?携帯はないし、BGMは70年代ロック、ソウル。特にエルビン・ビショップの名曲「Fooled Aroundand Fell in Love」が良かったなぁ。
名役者達の同窓会
アル・パチーノ、クリストファー・ウォーケン、アラン・アーキンという名俳優3人がタッグを組んだ作品。正直言うとお爺ちゃんばっかりで面白いんか?wwって思いながら観てました(;^_^A
■お爺ちゃんだけど青春してる
なんだかんだ親友大事よね。昔の仲間を大切にしてる感じ大好きよ。
ヴァルのことは殺さないだろうなって予想できたし
結末は完全に想像通りだったわ。
■下ネタもあまりいやらしさがない
若手では出せない味わいと奥深さ。
お爺ちゃんだからか、下ネタにもいやらしさがない。
ちょっとコメディチックで笑えるw
さすがにお爺ちゃんと娼婦がキスしてるシーンとか個人的に気持ち悪かったけどw
■クリストファーが終始かっこよすぎた
アランの現役バリバリで女性をメロメロにさせちゃいながらも
死んだ奥さんに申し訳ないと想う心とあっけなく逝ってしまう生き様も、
まぁまぁ格好良いのですが、やっぱりドク役のクリストファー最高でした!
親友想い、孫を見守り、絶妙な渋さ、ロマン、儚さ、美しさがあってNo.1爺ちゃんでした。
■根はいい人
元マフィアだから基本的には悪い人達なんだけど、窃盗からの人助けとか、教会で懺悔とか・・やってることめちゃくちゃなんだけど渋みと貫禄のある演技で不思議と違和感無しw
根はいい人なんだよね。日本のヤクザでも根はいい人多いもんね。
そんな人間味あふれるお爺ちゃんだからこそ、何か胸にグッとくるものがあるのかなぁ。
歳を取ることも悪くないな・・って思わせてくれる作品でもありました。
まぁ・・なんだろうな~。めっちゃ面白い!・・という訳でもないし
・・かと言って駄作とも思わない。
悪いのにお茶目なオジサンの話
アル・パチーノとクリストファー・ウォーケン共演というだけで心躍る作品。
悪いのにお茶目で憎めない。
このアル・パチーノの渋さは唯一無二であり、ずっと現役でいて欲しい俳優の一人ですね。
二人の組み合わせが渋すぎ
パチーノとウォーケンの組み合わせが渋すぎですね。
もうこの二人のやり取りだけでかなりみれます。
自由に輝いていたのは遥か昔、冴えない二人の少し寂しい始まり。
しかし仲間が集まり、昔のようにギラギラとした時間を取り戻した素敵な一夜の物語。
そんな二人に合わせたような選曲がまた良いですね。
終盤のスーツという死装束選び、これが何とも可愛らしいんですよ。
ラストの引きも、終わりの中に未来をそっと置いてくる感じが結構好きでした。あとエンドロールの歌も良いです。
この感じ、男性は楽しめると思いますよ。
去りゆく者が残すものは夕暮れの絵と古い傷跡。
ありふれた男臭さ満タンの映画だ。
でも、ダサくてぶざまなパチーノと狂気の微笑みを浮かべるウォーケン。そして、老人のカッコ良さが滲むアーキン。彼らが演じなければ駄作だろうに。
観るのを途中で放り出してしまったくらいに惨めな映画だったのだ。
役者が名優たる所以を感じたいならばこの映画を見逃してはいけない。
何を言いたいかはエンドロールに被ったボンジョビの歌を聴けば全て理解できるはずだ。
個人的ツボにはまった^_^
これは完全に好みでした。アル・パチーノとクリストファー・ウォーケン最高です。
どことなくタランティーノの雰囲気は感じはしながらも、テンポ良く適切な時間で、名優の演技と脚本、舞台・音楽に酔いしれた。
酒のつまみに
元ギャングの仲良し爺さんたちが過ごした一夜。
特に目新しさみたいなものは無いけれど、おとぎ話を見るような安定感というか
まぁ最後までぎりぎり飽きないっていうのはキャストのおかげだろうか。
終盤の、孫娘のくだりはちょっとグッときた。
僕もあのダイナーに行きたい(笑)
マフィアというかギャングというかそういう感じのはずなのに微笑ましく、暗くなり過ぎず、ほのぼのした気分になれて大好きです! 吹き替えの声優さん、みんな声がピッタリ(笑)! アレックス役のアディソン・ティムリンとオクサナ役のキャサリン・ウィニック・・・綺麗な顔してるなあ・・・(笑)
何回ステーキ食うのか!!
一晩の出来事としてとても面白く、観て良かったです。ラストも格好良かったです。女性陣も魅力的で、幸せな時間を過ごす事ができました。
まさに、いぶし銀
かっこ良かった。なんだろうか、前半のコメディ色をラストでかっさらって行く最高にカッコいい感じ。大人のかっこよさ。刻々と別れが近づいてくる寂しさとそれを忘れようとするかのように今を楽しもうと努めるテンションが切なかった。ラストがとにかく痺れる。
コメディ色強めなパチーノ
序盤のコメディロールなA・パチーノの戯け具合が何とも滑稽で笑えない。
パチーノにC・ウォーケン初共演で楽しみにしていたが荒い演出に突っ込みどころ満載なストーリーで名優二人に追っついていない監督の手腕!?
シリアスに重厚な人間ドラマにも出来た筈なのに敢えてのコメディ路線で成功はしてないのでは。
でもM・コルレオーネ/T・モンタナ/C・ブリガンテや「フェイク」でのレフティとマフィアなギャングのパチーノ好きには今回のヴァル役は堪らない筈だし共演にウォーケンってのがまた渋過ぎる。
特にウォーケンの役柄が静かに優しさ溢れて調子モンのヴァル(パチーノ)を見守り孫への想いなど物凄く好感が持てて演技が素晴らしい。
ラストの銃を抜く二人が格好良いし銃撃の結末を描かずに終わる演出は潔くてシンプルで良い。
まさかコノ二人の共演が観れるとは思わなかったし役柄も年老いたギャングで内容に難癖付けるのがそもそも間違っているし観れて幸せだ。
三人の名優の人生
三人の名優の今まで演じてきた俳優人生が重なって…
過去の役柄を彷彿とさせるシーン(特にアル・パチーノのダンス)もあって 男泣き。
アル・パチーノのスカーフェイスやセント オブ ア ウーマン、フェイク…の時のような一見 軽薄な役柄も逆に深かった。ただのチンピラ役じゃ無い。俺にはひしひしと伝わってきたぜ。
R+40カルト化決定! 大名作。
でもStand Up Guys(実直な男達 *ダブルミーニングw) をミッドナイトガイズにしてどうする?? ジャケも…(*_*)
超クール!
もともと『明日に向かって撃て』のような男の友情もの映画が好きな私にとって本作はかなりの好物であります。
本作のラストなんて老人版『明日に向かって撃て』って感じで超クール!
アル・パチーノはやっぱりシブくてチャーミングで、こういう年寄りになりたいもんだなぁ…。
やっぱベテラン俳優の演技はさすがに安定していて観ていて安心だ。
人数増やして、元マフィア映画版『エクスペンダブルズ』なんてどうだろう?
アンディ・ガルシアやジョー・ペシ、レイ・リオッタやロバート・デ・ニーロ、そしてショーン・ペン、ジョシュ・ブローリン、ニック・ノルティ、ジョン・マルコビッチ、マイケル・シャノン等々挙げたら結構いるいる。
ラッセル・クロウもいいかな?
まぁこんな人達集めたらいくらかかるの?って感じですけどね。
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