「拾い物」ペインレス ベチィさんの映画レビュー(感想・評価)
拾い物
痛覚を持たないことで強制隔離された子供たち。
訓練で「痛み」を学ぶも病院は内戦の渦にもまれ、子供たちは命を落としていく。
ひときわ意志の強い少年ベニグノはそれでも生き残るが、ナチス、フランコ政権にその″″特殊能力″″を利用される。
一方、現代スペインの外科医ダビッドは不慮の事故に合い、自らがガンに冒されていることを知る。
骨髄移植を望んだ彼に、両親は口ごもり、「無垢な」子供と独裁体制の狂気が産みだした「怪物」の秘密とは?
近年のスペイン映画らしい残酷描写が際立つ。
終幕が性急で不満が多少残るも、スペイン映画の魅力を存分に感じることができた。
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