「意外とスムースなプロット」悪の法則 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
意外とスムースなプロット
一言でいうと「メキシコの麻薬組織は怖いんやで」。
セレブが株とかカジノで儲けようという気分で麻薬運びに手出したら、
途中頓挫してその責任すべてを負わされる破目に陥り、
当事者以外は皆殺しで、生き地獄の中に殺されず生かされる、
ほぼドキュメンタリーみたいな内容です。
「オレはズラかるぜ」と高飛びしたブラピを、
カメラがべた付きして追いかけるシーンは、
「絶対何か起こるでしょ、ていうか死亡フラグでしょ」
で、結末は予想通りなんだけど、
このシーンとか見てると、日本のヤクザ映画見てる気分になった。
確か世良公則とか殺されるとこ、こんな感じ。
誰かが大逆転の一撃をかます訳でもなく、
大どんでん返しも起こることなく、
粛々と正に粛清されていく主要人物たちなんだけど、
見終わって思ったのは、
この残酷な結末を回避する選択肢ってあったのか?
と思い返すと、その伏線は結構ありました。
ブラピもハビエルも、ファスベンダーに忠告してました。
何度も「それでもやるのか?」「弁護士で稼げば?」と。
一番の伏線は、ダイヤを買ったオランダでの話。
「警告のダイヤ」を買った主人公が、その後破滅の道へ。
そして最後に残った「女」はダイヤを買う算段を・・・、と、
あーやられたー、と思ったらこちらの負けかなと。
他ではヤマハのYZF-R1(R6かも?)が出てたのでポイント髙し。
でもあんなメンド臭い罠、仕事人でも仕掛けないと思います。
しかし相変わらずファスベンダーはエロい。
コメントする