「久々に観た凄い映画」悪の法則 Sadahiro Kitagawaさんの映画レビュー(感想・評価)
久々に観た凄い映画
どうあがいても逃れられない死。
その不条理に直面して後悔しながら、あるいは絶望しながら、あがいて逃れようとする4人がいる。反面、それ以外の者も実は潜在的には既に囚われているのだが、残酷な傍観者になるしかない。この両者は同じ空間に存在していながら場を共有することができない。どんなに親しい間柄でも別世界の人間になってしまう。
エイリアンというメタファーを装った、閉ざされた空間での死の恐怖が、今度は直接襲ってくる。初めてエイリアンを観たときの感覚が蘇った。
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