「函館にて充満するエネルギー」そこのみにて光輝く まこべえさんの映画レビュー(感想・評価)
函館にて充満するエネルギー
斜陽の函館に、その鬱憤から抜け出せないようなやりきれないエネルギー。そのエネルギーのほとんどは負のベクトルなのだけど、そこにマイナスを感じなかった臨場感。
役者がすごい。綾野剛の素っ気ない、だけど熱いキャラクターをはじめとして、力のある演技に圧倒される。
特筆すべきなのは、菅田将暉。よくぞここまで自分を壊しつつ自然な演技ができたものだ。天才。
池脇千鶴に再会したのも、俺にとっての収穫。惚れる。
よくぞこんな映画を作れたものだ。
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