パージのレビュー・感想・評価
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50点
映画評価:50点
ありそうで無かった
アイディア賞な一品!
恐らく誰だって考えつくけど
設定とか、法律とか、
命を弄ぶ系の作品は正当な評価を受け辛い。
アンチも多いですし
だから
皆作らなかったであろう
制限時間付きの無法地帯モノ。
デスゲーム好きの私には刺さりましたが、
非現実的で、都合が良い展開。
何を焦っているのか、もう少し練っても良かったのかもしれません。
というのも
安全設備を作っている家庭が
とある事をきっかけにパージの対象になるのですが、
完全防備の状況を崩すことに
努力をかけすぎてしまい、
その周辺の展開が雑になったのかもしれません。
たぶん皮肉な状況を作りたかったんでしょうが
初回のテーマにするには難易度が高かったかもしれないですね。
制作サイドのやりたい自体は
出来ているみたいなので
良かったのかな?って思います。
続編もあるみたいなので
期待したいと思います。
【2021.7.27鑑賞】
息子の正義
途中、イライラしてしまうところも多々あり。息子君が余計なことしなければ・・・。
なんて思ってしまった。
息子が勝手に助けた男性を(家族の命と引き換えに)外の殺人者たちに渡そうとしたとき、
家族が「パパは間違っている」と、主人公を責めた。
「でも、この人助けたら、家に侵入してきて殺されるやん」って、主人公は自分への信頼をなくしても
決行しようとした。が・・・悩むイーサンフォーク!!!
けれども改心して、自ら外の奴らと戦うことを決めた。
外の殺人者たちに巻き込まれなかったとしても、
もっと怖いご近所の人たちに殺されていたことを思うと
息子君が助けた男が、殺人鬼のご近所から妻と子供たちを救ったのだから、
息子君の正義が勝利だったってことね。
なんかふつー
一年に一度12時間だけ暴力や殺しが許される慣習「パージ」という設定は、インパクトがあり興味をそそります。
主人公の家族は、12時間のパージの発令と同時に、自宅を完全封鎖して凌ごうとしますが、ちょっとしたキッカケで外部の侵入を許してしまいます。
そこからは終始、暗闇の家の中をそわそわと歩き回り、敵と遭遇、逃げて戦うの繰り返しでした。
最後の結末も、なんかスッキリしないまま終わってしまった感じです。
心の奥底に潜む悪意が怖い
普通に面白い
設定が良い
殺戮の夜
一気に見れた。
エンドロールに流れるメッセージが強烈。大胆なブラックジョークに思える。
憂さ晴らしの1夜とでも言うのだろうか…あらゆる犯罪が許可される。
そんな設定に行き着いた過程にこそ興味があるというか…ちゃんとシナリオとして成立してた事に感嘆とする。
冒頭からそこはかと漂う不穏な空気がたまらなく気持ち悪く、いい感じ。
体験した事のない夜に相応しい。
人物の配置も見やすくて、パージを傍観してた立場からその渦中へと身を投じる展開とか、なるほどと唸る。
なんていうか、その最中に家族の誰かでもいいので解放される快感を少しでも表現していれば、より複雑で楽しかったのではとも思う。
続編が出来るのも納得の第1作目だった。
殺し損ねたご近所さん達と、今後どんな付き合いをしていくのだろうと不思議にも思うんだけど、引越ししないっていうのならば、それはそれで恐ろしい1年後が待ってる事であろう。
まぁ、とにもかくにも簡単に人が死ぬ。自分の欲望の赴くままなのだから、そらもう呆気ない。家族と他人を秤にかける展開とか中々にエゲツない。人の尊厳というか、品格というか理性というか…それらをいとも簡単に破壊できる銃という道具、そして対極にある暴力とか我欲とか…色んなものが暴かれる夜だった。
おそらくならばキリスト教は根強く支持もされていて、命の尊さなんかは普通に説かれているのだろうと推察する。
だからこそのパージなのであろう。
面白くなかった
⚠️ネタバレありです
まずなぜ息子が家のセキュリティーパスワード知っとんのやし、あとパージやのにホームレスを家に招き入れるなよ、あと家がでかすぎてホームレス全然見つからんし娘もどこ行ったかわからんしいつまでたっても鉢合わせにならんし、なわかイライラする映画やった
自信をもって★4
設定こそすべて
「年に一度、殺人を含むすべての犯罪が合法化される夜がある」という、単純かつ現実には絶対ありえない設定こそすべての映画。とりたてて面白いストーリー展開は、ない。
あまりにひねりのない単調なストーリーのため、途中で変な予想をたて始める自分がいた。「主人公夫婦は実は戦闘能力がめっちゃ高くて、襲いくる敵をバッタバッタとなぎ倒していくんじゃないか」とか。これはハズレ。
「最初に出てきた近所のおばさん、あとから絶対出てくるよな」と思ってたら、別の人物(主人公を襲ってきた女性。死体の仮面が取れて、それを主人公が見つめてた?)がそれだと誤認識。あとから本人出てきたが、「あ、こっちか」と、まったくの肩透かしであった。
襲われる妻を最初に助けたのが黒人夫婦だったので、「白人=エリート、襲う側/黒人=ホームレス、襲われる側」ってゆーこれまでの図式に、スーパー富裕層=黒人、正義の鉄槌 が出てきて、実は逃げてきたホームレスもこの階層で…のどんでん返しを期待したが、それもなかった。まあ、そんなんないわな。
とはいえ、この映画にはいいところもいくつかある。まずは、なんといっても設定だ。これだけでご飯三杯、というわけではないが、90分なんの味付けもなしに(たとえばストーリーの面白さとか)引っ張ることができる。現になんの面白みもないストーリーだが、見ている間、私は一切の退屈を感じなかった。本当に素晴らしい設定だと思う。
次に、完成度の高い映像。特に、監視カメラの映像を効果的に使っている。全国各地の凶行を伝えるオープニングの映像は、監視カメラだからこその不気味さと凄みがあって秀逸。
ムダなシーンのない編集も好印象。何度も言うが、大したことのない話なのに、最初から最後までダレない。
あとは、黒幕的な「新しいアメリカ建国の父」。ニュース中にしか出てこないがゆえに、不気味な存在感がある。そのせいで残る後味の悪さも、結構好きだったりする。
シリーズ化されているらしいが、続きを見たいかというと微妙なところ。なんとなく、これ以上面白くならない気がする。「建国の父」の正体がわかったりなんかして、不気味さ、荒唐無稽さに現実的解釈が施されていくようなら興ざめだなあ。
はい?
・娘や息子がバリケードを開けるのなんて想像できたはず。なぜあの部屋を開けっ放しにしてバリケードを解除できるようにしていたのか
・家族を守るために翻弄する父を「こんなの間違ってる」「自分を見たら」と言い放つ家族たち
……いやいや……何考えてるの……。
元はといえば、息子がバリケードを開けた、娘の彼氏がやばいやつだったからこの惨状が起きてるわけで……
自分たちの生き死がかかっている時点のに自分の家族よりも赤の他人を優先できる?
息子は終始パージに疑問を持っていたからまだしも、妻はちょっとにないですね
パージ賛成者の会のリーダーの「家族よりも大切?」に思わず頷いてしまった
・パパ死んで、最期の瞬間に寄り添う家族、「ごめんなさい」と謝る娘
娘は彼氏が最悪な人だったということ、父が彼氏を殺したということ、人質になったということで心神喪失になっていたから、突然我に返られてもという感じ
・家族が殺されかけるシーンで隣人の「私達から儲けておいて、完璧を気取って」みたいなセリフがありましたが、そんな描写ほぼなかったのでちょっとね…
・ホームレス男の気持ちはもっともなのであえてスルーで…。この人の立場ならそりゃそうするわって感じですからね
ただお腹結構切られてたのに反撃できるとか強いですね
・びっくり系が多すぎる。突然現れるとか大きな音とか!マスクの悪趣味さも相まって驚く!!
盛り上がりも馬鹿馬鹿しいところもない映画だった
9割型銃で片付くのがつまらない。
アメリカ人のガス抜きの為、一年に一夜(12時間)殺人でも何でも合法で許される法律(パージ)にて、あるホームレスを匿う事で自ら家族も狙われる話。
正直、見所はパージと言う法律だけ。
セキュリティ万全の家が舞台と言う事で、「その家に迫り来るモノ」を期待していたのだが、そのモノが只のホームレス・貧乏人撲滅隊であり、パージ開始当初堂々と家に挨拶に来る時点で拍子抜け。
サスペンスらしきものを感じるんだけど、娘の彼氏の行動やホームレス黒人の最初の行動などに逆として違和感を感じ、武器も9割型銃だけで何とかしようとしてる時点で全体の脚本・演出的に中身が無いとも感じた。
また襲う側は「シャイニング」のジャック・ニコルソンを見習って貰いたいものだ。
「この法律で自制心をコントロール出来なくなる人々を描きたかったのだろうな。」だけは感じた。
結構面白かったです!
タイトルなし(ネタバレ)
パージ法のおかげで犯罪率、失業率が激減したとかいう設定。しかし、失業率が激減した理由というのもパージ(浄化)によってホームレスなどの社会的弱者を排除していったためなのだろう。セキュリティがしっかりした家ほど狙われにくいなんてのも空虚な発想。貧乏人が黙っちゃいないだろうし、合法的なテロリズムなんてのも発生しそう。
ジェームズ(ホーク)は娘ゾーイ(ケイン)のボーイフレンドとの交際に反対していたため、その本人ヘンリーがパージ時刻前にゾーイの部屋に入り込み、ジェームズを虎視眈々と狙っていたのだった。銃撃は呆気なく、ジェームズに撃たれたヘンリーが死亡。黒人ホームレスが怯えるようにしていた。
やがてホームレスを追いかけていた殺人集団が家を取り囲み、停電させ、引き渡さないと家に侵入すると言う。ゲーム室まである豪邸だが、装甲車をぶつけてしまえばひとたまりもない。最初は引き渡そうとしていたジェームズだったが、考えが変わり、徹底抗戦を選択する。そして銃撃戦へと発展するのだった。
ジェームズは刺されて死んでしまったが、近所の人たちも応援にかけつける。しかし、その近所の人たちもセールスマンのジェームズを妬んでいたのだ。縛られていた黒人ホームレスが家族の危機を回避してくれ、パージ明けの午前7時を迎えた・・・
かなり後味の悪い作品だが、考えさせられる作品でもあった。
お父さんに泣いた
泣きました、お父さん可哀想すぎて。
家族を守るために、万全の警備システムでパージに挑んでいたのに、子供は家族団欒の食卓でも反抗期、妻はパージに対する不信感…。途中やらなきゃやられるシーンで、妻が「できない!できない!」って言うのがこう言ってはなんだが非常に鬱陶しかったです。いややらんと死んじゃうよじゃあどうすりゃいいんだよ、お父さんの気苦労は計り知れません。うーん良い代替案もない人間が感情論だけで家族に迷惑をかけていいものか。
結果お父さんが悪かった、一緒に戦おうとなって、お父さんだけ死にます。はい?
妻や子供達の善意で、何の罪もないホームレスはたしかに助かった。おめでとう。身代わりにお父さん死んだら意味なくね?
なんかもう大体子供のせいだと思ってしまいます。最後、妻が自分達を助けてくれたホームレスにたいして「ありがとう」と言います。
それが理解ができませんでした。助けてくれて、ありがとう?いやいや貴方の愛した男が死んだ責任は少なからずホームレスにもありますよ奥さん?
確かに彼は悪くない。だし助けてくれてお礼を言うのもまあ…うん。でもお礼の言葉に対してホームレスが「いや…」みたいな感じで黙って帰っていくのが気に食わないです。
せめて人様に命を助けて頂いて、君の方がありがとうでは??お父さん一人死んじゃったけど?このままではお父さんが報われないです。
なんだか消化不良なオチでした。
家族のため、そして本当に最後は人のために、優しくできたお父さん。彼のせめてもの弔いにこのレビューを書きました。
低予算大ヒットで続編も出たようですが、B級もどきで未公開もしかたな...
低予算大ヒットで続編も出たようですが、B級もどきで未公開もしかたない。
しかし、ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ でサラ・コナーを演じたレナ・ヘディが元気だったのが嬉しかった。
このドラマ、途中で打ち切られたんですが、こっちのほうを何とか継続してくれませんかね。
テーマは良いと思う
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