「ほぼスリラー。」ルームメイト ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ほぼスリラー。
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劇場で予告を幾度も観ていたので、おおよその見当はついた。
(一瞬入る北川景子の表情で)
原作は未読、しかし今作はかなり脚本で書き換えられたらしい。
恐ろしい話ではあるが、昨今では観慣れた話という感じで新味は
なく、冒頭からのおどろおどろしい雰囲気で、すでにこの時点で
おかしいことには、こちら側も気付く。
しかしあんな病室があるんだろうか?
だだっ広い共同部屋なのに、けっこうな重症患者がいるという…
突如登場する西村麗子もすでにどことなくおかしい。
そう、総てに何かおかしい。何で気付かないんだ、高良健吾!?
という感じで、あとは追い詰められる春海のシーンが続くが…。
どんな意味で挿入されたのか分からないが、
数々の名作から抽出したかのような恐怖場面。とりあえず「サイコ」
「危険な情事」には懐かしさのあまり、うわ~!出た~!と思う。
もう、バレバレじゃないか、と思うあたりでやっと真相の解明、
だが今作の風変わりなところは、決着したと思われた事件に実は
続きがあって、うわ、今度はそっちに行く?といったラストの展開。
実際にもこんな事例があるんじゃないかと思うと、けっこう怖い。
可哀想なのは主演女優の執拗な取っ組み合いよりも、
男性陣の酷い扱い。特に長谷川君(尾上)、あれはないわ、酷い!
あそこだけは怖くてちょっと目を背けてしまった。
高良君もだけど、トモロヲの扱いも^^;いや~見る目が変わりそう。
だから私たち女同士で仲良くしましょうよ…?って、深田恭子に
ギロっと睨まれて脅されちゃいそうな、そんな意味で怖い作品。
(サスペンスというよりスリラーに近い。殺し方が陰惨すぎるもの)
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