101回目のプロポーズ SAY YESのレビュー・感想・評価
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武田鉄矢がゲスト出演!
ドラマは見てないし、結果がどうなったかも知らない・・・しかし、3年前に死んだと思っていた婚約者が現れるのは『冬のソナタ』をパロディにしているようで残念。パロディなのかラブストーリーなのかをハッキリしてほしいわ!
まぁ、結局はまたもや結婚式当日にホアン・ダーの元へかけつけるイエ・シュン。ダメ男が最後にイケメンに勝ってしまうのは嬉しい・・・おいおい。
共に支え合うこと。
なんで今さらリメイクしてるの?なんて思いつつ、
日中合作の本作を、ちょうど時間が合うからと観に行った。
オリジナルのドラマも見ていたが(確かにいい作品だったが)
いかにも奇を衒った配役の浅野温子と武田鉄矢よりも
こっちの方が良くないか!?と思えるほどのキャスティング。
いや~よく考えられている。テーマは同じだけどかなりいい。
簡単な話、身分違い(ってほどじゃないと思うけど)の恋愛が
成就するか否か、というラブストーリーには違いないのだが、
最近の日本でも「結婚するならこのくらいの収入がないと!」
っていう切実な問題がある。もちろん先立つものがなければ
生活というのは成り立たない。もっと言えば好みだってある。
顔とスタイル、価値観、親子関係、結婚ともなれば、イヤと
いうほど両家の繋がりをヒシヒシと感じることにも直面する。
が!それでも
一番忘れてはいけないのは、ココだといっているのが本作。
お互いを本当に愛しているか。共に生きたいと思っているか。
それを粗末に考えて結婚すれば、大抵の場合破綻してしまう。
何か起こればすぐに耐えられなくなるからだ。(自分本位)
今作でも冒頭からそれが見てとれる。
おそらく見合いの場でなければ出逢わなかった二人だろうが、
(しかも互いに別の相手)
会話のニュアンスやその後の行動場面で波長がピッタリと合う。
一緒にいて気にならない相手(空気というとまた問題あるけれど)
というのは、どんな場面でも自身の空間を侵そうとしてこない。
お互いに興味を持った二人は、生活空間を行き来するうちに
相手に足りないものが見えてくる。ホアンがイエのために作った
椅子に込められた想いは、押し付けるものではなく支えるもの。
この決定的な違いが、後に姿を見せる元・婚約者との相反になる。
過去の愛に傷ついたイエが自身の気持ちを確信するあの場面には
やはり感動してしまうし、婚約者との決着のつけ方も良かった。
オリジナルよりも説得力があるため、ある意味リアルで観やすい。
だいたい、お互いに初めから好きなのはもう分かってるんだから、
サッサとくっ付けよっ!!って、ヤキモキしながら観るのが定番。
武田鉄矢の特別出演もなかなか良かったけど
やっぱりどうしても、金八先生に見えちゃうんだよなぁー。
例の台詞場面はわりとアッサリ、テーマ曲は絶妙なところでかかる。
(スカーフの代わりに赤いきつねと緑のたぬきってのはどうだい?)
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