「強すぎ。」イコライザー hartzaさんの映画レビュー(感想・評価)
強すぎ。
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デンゼルワシントンが強いとにかく強い。
セガール、ヴァンダムはもちろん、わたしがいちいち連想してしまったのは、ニコラスウィンディングレフン監督作品『オンリーゴッド』の、日本刀で悪を裁く、タイ人のカラオケ親父警官でした。無双具合も、即殺さず散々痛めつけた後、改心を迫り、赦すところも共通点。カラオケシーン=本を読むところ。
カラオケ警官親父は神のメタファーだったので、ゼンゼルワシントンももしや神…!?と思わせる程強い。
最初は、ひとりで地元の組織を何人か殺しても、あの子はまた他の奴に喰いモノにされてしまうだけでは?とおもいましたが、そんな程度の存在とまだ侮っていたのか?とばかりに、遺憾なく力を発揮し、組織を壊滅するまで、拷問やらハラハラサスペンスやら、イラっとしたから、大陸一つ沈めちゃったみたいな神視点ならではの、あっさりタンカー爆発など、始まる前は長いかなぁと思っていた上映時間あっという間で楽しい時間でした。
また、ホームセンターでの同僚の彼との心温まる交流、成長も、伏線回収など、デンゼルワシントンの演技の光る所も楽しめました。
おバカ映画になっていたろうこの、超絶的能力も、流石ゼンゼルワシントンの存在感で、落ち着きや重みを与えることができていました。
クロエモリッツの出番が少ないのはちょっと残念なのと、キレイな娼婦仲間は殺されなくてもよかったかなーと思いました。
19秒にさして意味がなかったような気がしましたが、どうなんでしょうか。
最初は鈍っていて28秒かかったけど、ドンドン現役さながらの動きを取り戻して、ということ?
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