「共感できるかどうかが鍵」罪の手ざわり くーにー62さんの映画レビュー(感想・評価)
共感できるかどうかが鍵
現代中国の格差社会の状況って、こんな感じなんだろうか。底辺を生きる人々の、屈折した日常と欲望と閉塞感。
初めて見た監督だけど、独特の間がいいね。オープニングの爆発とか、列車の見送りシーンとか、いくつかよくわからないところもあったけど。
バイオレンス表現は相当エグい。やり過ぎの感はあるけど、それなりにカタルシスもあって、ギリギリ正視できるレベル。京劇からの引用があるのかどうか、安っぽいヒロイズムに共感するのは、我もまた大衆だから。市井の人々のそれぞれにドラマあり。
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