「大胆なテーマ」R100 ひでさんの映画レビュー(感想・評価)
大胆なテーマ
松本人志さんの作品を初めてみた。
大胆なテーマに挑んでいたんだなぁと感じた。
ただ、これ一般受けはしないだろうと思う。
なぜなら、これたぶん彼の遺書だから。
類似した体験がないとよく分からないということでしょう。
過去との対峙。
そして、それを昇華すること。
それが、滅びゆく全ての存在の定めであり、
そこから目を逸らさないことが生きることであると自覚しているのだと思う。
それから社会と現実について、
妄想を現実と感じる、それが「日本のリアリティ」であること。
リアリティと妄想のギャップにある刺激。
SとMで表現された変態社会日本。
心の隙からスイッチが切り替わってしまう。
その本質である、人間の光と闇。
でもそれは全ての存在について、普遍的なことなのだろうと思う、
全ては、陰と陽で構成されてるから。
究極的には、笑いがもたらすもの、それをとおして語り草に変えてしまう。それが彼の生き様であるのだと思う。
んー、、自分にも言えるか、
笑うしかないよね(笑)
とても親近感を覚える、
愛らしい作品でした。これ大好き。
100歳のおじいさんになったころ、すべての過去が循環されて浄化されてますように。
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