「言い訳がましい」R100 bokushimaさんの映画レビュー(感想・評価)
言い訳がましい
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面白い映画を作れないのは仕方がないが、もはや笑えないし(それを本人は”芸術”と呼んでいるのでしょうか)、事実劇場も失笑気味でした。
その上、面白くない映画を作ってしまっていることを、映画の試写というメタ視点で描くことによって言い訳しているようにしか見えない……。保守的な作りで、卑怯とすら思いました。というか、このメタ視点が提示されてから、大森のキャラクターにまったく感情移入できず(当たり前です、映画の中の映画のキャラクターなのですから)、目に飛び込んでくる不思議で少しも笑えない映像を只々見せられる。
楽しいわけでも、面白いわけでも、怖いわけでも、笑えるわけでもない、ただただ奇を衒っただけの作品でした。これを「人を選ぶ」というのであれば、世にある太宗のつまらない映画は人を選ぶ映画でしょう。これが笑いのハードルだとすれば、大抵の人は超えられないハードルになってしまっています。
とにかく劇場は少しの笑いも起きていませんでしたよ。
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